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絹糸腺における遺伝子発現制御

研究課題

研究課題/領域番号 05263228
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

鈴木 義昭  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (50132733)

研究分担者 滝谷 重治  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所・発生生物学研究系細胞分化, 助手 (50179587)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード絹糸腺の分化 / 組織特異的転写 / 転写制御因子 / POU‐M1遺伝子 / Scrのカイコホモログ / fkhのカイコホモログ
研究概要

絹糸腺の分化に関わりのある候補遺伝子群としてBm Dfd,Bm Scr,Bm fkh,Bm en,Bm Antp,POU-M1などをクローニングし,構造解析,同定を行って使用に供した.一方,絹糸腺特異的に転写されるフィブロイン遺伝子およびセリシン-1遺伝子の転写制御因子群のうちPOU-M1(SGF-3)のクローン化に続いてSGF-1,DBF-1,FF1を精製し,その部分アミノ酸配列の決定を行なっている.
カイコの胚発生について,これらの遺伝子がどのように発現されるのかをin situ nylinidizationによって解析した.Bm Scr は絹糸腺が形成される前の時期に下唇節全体で発現される.興味深いことに,下唇節の一部が陥入して絹糸腺が形成され始めると,その部位からはBm Scrの発現が消失する.あたかもこれを相補するような形で,この陥入部位特異的にPOU-M1が発現されてくる.終末分化特異的遺伝子の一つであるセリジ-1遺伝子の転写制御因子が,絹糸腺発生の初期に何らかの役割を果しているらしきことは,大変興味ある観察である.このPU-M1は,絹糸腺成形につれて発現領域を拡大して行き,やがて,遅くともstage 29までには中部絹糸腺に限局された発現となる.形成途上の絹糸腺の後極部分にはBm fkhの発現があり,また,Bm enは始め前部および中部絹糸腺に発現した後,中部絹糸腺に限局されて行くことなどを明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] S.Takiya: "Role of core promoter for the preferential transacrip-of fibroin gene....." Develop.Growth Differ.35. 311-321 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Fukuta: "Molecular cloning of a POU domain-containing factor involved in the regulation of Bombyx sericinl gene" J.Biol.Chem.268. 19471-19475 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] P.-X.Xu: "Promoter of the POU-M1/SGF-3 gene involved in the expression of Bombyx silk genes" J.Biol.Chem. 269. 2733-2742 (1944)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] X.Xu: "A maternal homeobox gene,Bombyx caudal,forms both mRNA and protein concentration gradients spanning..." Development. 120. 277-285 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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