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転写終結RNAシグナルの機能構造

研究課題

研究課題/領域番号 05265213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

饗場 弘二  名古屋大学, 理学部, 教授 (20025662)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード転写ターミネーター / ヘアピン構造 / Uクラスター / mRNA安定性 / RNAプロセシング
研究概要

1)プラスミド上のcrp遺伝子の転写終結領域にいくつかの制限酵素部位をPCR法により導入し、変異ターミネーター作製のための系を確立した。
2)このプラスミドの制限酵素部位と合成DNAおよびPCRを利用して、変異ターミネーターを作製した。今回はヘアピン構造のステム部分およびTのクラスターを変えた変異ターミネーターを数種構築した。
3)変異ターミネーターDNA断片をlacZおよびgalKをレポーターとする転写終結機能検定用のプラスミドにクローニングしてin vivoにおける転写終結機能を定量的に解析した。また、変異ターミネーターがcrpオペロンの発現(mRNAの安定性)に及ぼす影響を定量的に解析した。この結果、T(U)のクラスターの部分的欠失が転写終結機能を大きく低下させるが、mRNAの安定性には影響しないことが明らかになった。逆にステム部分の変異体のひとつは比較的強い転写終結能を示す一方、mRNAの安定性を顕著に下げることが判明した。これらの結果は、転写終結機能とmRNAの安定性を規定するRNA(DNA)シグナルが同一ではないことを示しており、今後の解析の糸口が得られたと考えている。
4)mRNAの3'末端には一般にポリUが検出されることからRNAポリメラーゼはターミネーター領域のTクラスター部分で転写を終結すると広く信じられているが、転写終結能の解析を行なう中で、転写ははるか下流まで進行しており、3'末端の生成はRNAのプロセシングによることを示すデータを得た。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 饗場弘二: "A lowered concentration of cAMP receptor protein caused by glucose is an important determinant" Mol.Microbiol.10. 341-350 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 饗場弘二: "原核生物のプロモーターと発現調節" 新生化学実験講座. 2. 226-243 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 饗場弘二: "転写活性化蛋白質とRNAポリメラーゼの相互作用" 生物物理. 33. 148-153 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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