• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高等植物におけるイオウ同化に関する遺伝子群の組織化と分子制御

研究課題

研究課題/領域番号 05266205
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

斉藤 和季  千葉大学, 薬学部, 助教授 (00146705)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードイオウ代謝 / システイン生合成 / トランスジェニック植物
研究概要

[目的] 高等植物における物質生産の遺伝子レベルでの人為的制御や有用形質の付与の目的のために、トランスジェニック植物には大きな可能性がある。今回、自然界の無機硫黄同化経路であるシステイン生合成反応の鍵酵素、システイン合成酵素(CSase)のcDNAを導入したトランスジェニックタバコを作出しその解析を行った。
[方法と結果] ホウレンソウ(Spinacia oleracea L.)の細胞質局在性のCSaseAのcDNA翻訳領域を、植物発現型ベクターに、センスcDNA(pCSK3F)、アンチセンスcDNA(pCSK3R)、葉緑体に輸送するシグナル配列を融合したセンスcDNA(pCSK4F)、の方向に組み込んだ中間ベクターを構築した。このキメラ遺伝子をAgrobacterium-Tiプラスミド系をもちいてタバコ(Nicotina tabacum)に導入し、トランスジェニック再生植物体を得た。葉におけるCSase酵素活性の測定の結果、pCSK3FとpCSK4Fの形質転換体において非形質転換体よりも高い活性を示し、pCSK3Rの形質転換体ではCSaseの活性低下が見られた。さらにこれらの形質転換体の自殖によって後代を得た。このトランスジェニック後代植物についても、ウエスタンブロット分析によって外来CSaseタンパク質の発現を確認した。またCSase活性の増加に伴うシステイン、グルタチオンなどの含硫有機化合物の生産量の変化について検討している。また、硫化水素ガス暴露などの硫黄環境変化に対する応答についても調べている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Saito 他: "cDNA cloning and expression of cysteine synthase β of Spinacia oleracea" FEBS Letters. 324. 247-252 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Noji 他: "Evidence for idenyity of β-pyrazolealanise synthase with cysteine synthase in watermelon:" Biochem.Biophys.Res.Commun.197. 1111-1117 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] K.Saito: "Genetic engineering in tissue culture of medicinal plants" Plant Tiss.Cult.Lett.10. 1-8 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi