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NMRによるコフィリン、デストリンの立体構造解析と機能相関

研究課題

研究課題/領域番号 05268242
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

稲垣 冬彦  財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 生理活性物質研究部門, 研究員 (70011757)

研究分担者 畠中 秀樹  生理活性物質研究部門, 研究員 (00260331)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードコフィリン / デストリン / NMR / 立体構造 / スペクトル解析システム
研究概要

コフィリン、デストリンはアクチン結合タンパク質であり、アクチン繊維に結合し、その脱重合を誘起することが知られている。本研究はNMR法を用いてこれらのタンパク質の高次構造を決定し、機能を立体構造に基づいて明らかにすることを目的としている。本年度は多次元NMRの測定、解析システムを構築し、多次元NMRの解析法を確立することを目的とした。大腸菌によるデストリンの大量発現系を用い、安定同位体ラベルを行った。この場合には最少培地での生育に適したBL21をホストとして用いた。^<13>Cグルコース、^<15>NH_4Clを炭素原、窒素原として用い、1lあたり5mgの収率であった。ダブルラベルタンパク質を用いプロトン検知多核NMRの測定を行った。測定にはバリアンUNITY500、500MHzNMRを用い、主鎖の帰属に必要な三重共鳴NMRの実験として、HNCA、HN(CO)CA、HN(CA)HA、HCA(CO)N、HCACO、HNCO、HNCACBを行なった。また側鎖の帰属を行なうためHCCHTOCSYの測定を行なった。これらの多次元スペクトルを有機的に結び付ける解析システムを検討し、デストリンに適用した。このシステムは主鎖の連鎖帰属を行なうことを目的としたものであり、50%程度の主鎖の帰属を完了している。今後主鎖、側鎖の全帰属を行なうと共に、4次元NOEの測定を行ないデストリンの立体構造を決定する予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Hatanaka: "Tertiary Structure of Erabutoxin b in Aqueous Solution" J.Mol.Biol.(in press).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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