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分裂停止突然変異株を利用した細胞質分裂の分裂面決定機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05269203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

沼田 治  筑波大学, 生物科学系, 助教授 (50189354)

研究分担者 大場 浩美  東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (40213847)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードテトラヒメナ / 細胞質分裂 / 分裂停止突然変異株 / 収縮環 / 微小繊維 / アクチン / インターロイキン3
研究概要

繊毛虫テトラヒメナの温度感受性分裂停止突然変異株(cda突然変異株)を用いて分裂面の位置の決定や分裂溝陥入などの分子機構を研究している。分裂面の位置の決定に関しては、分裂溝の形成が温度感受性を示して停止するcdaA突然変異体を調べてきた結果、cdaAの突然変異遺伝子産物が分子量85,000の蛋白質(p85)であることを同定した。また、抗p85抗体を用いた蛍光抗体法によって、p85が分裂溝の形成に先立って、赤道面に存在する基底小体に出現することを観察した。その後、p85の出現した基底小体に沿って収縮環が形成されくびれが進行した。したがって、p85は分裂面の位置の決定に重要な役割をにない、p85を重合核として収縮環微小繊維が形成され、くびれが進行するものと考えられる。
本年度はp85の精製法の確立に努力し、さらに精製したp85のN末のアミノ酸配列を明らかにした。
1.p85の精製法の確立
テトラヒメナの抽出物を硫安分画し、さらに疎水性カラム(ブチルトーヨーパール)とイオン交換カラム(DEAEトーヨーパール)にかけることによってp85を50%以上含む分画を得た。現在さらに精製する方法を検討している。
2.精製したp85のN末のアミノ酸配列を決定したところインターロイキン3と高い類似性があることが明らかになった。このアミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドを作成しこれをプローブとしてp85の遺伝子のクローニングを進めている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 沼田 治: "テトラヒメナの多機能蛋白質-14nm繊維蛋白質とEF-10-" 蛋白質 核酸 酵素. 39. 106-118 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 沼田 治: "原生動物テトラヒメナの細胞質分裂" 細胞. 26. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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