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細胞性粘菌変異株による真核生物細胞周期制御の分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 05269209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

足立 博之  東京大学, 教養学部, 助手 (00211699)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード細胞性粘菌 / 細胞周期 / 細胞質分裂 / 細胞接着 / 遺伝的相補 / ジーン・トラップ / アンチ・センスRNA
研究概要

細胞性粘菌Dictyostelium discoideumは,高等動物の細胞質分裂研究のモデル系として優れている。細胞性粘菌より巨大多核化する変異株を分離して細胞質分裂に必須な遺伝子のクローニングを試みた。変異原処理で得られた変異株は巨大多核化してもアメーバ運動によるちぎれで増殖できた。また,同時に基質接着能も失った変異株も分離され細胞質分裂と基質接着の関連性にも興味が持たれた。相補遺伝子をクローニングする目的で,シャトルベクター上にライブラリを作成したが,細胞性粘菌のDNAが大腸菌中で不安定なためベクターの全長が10kb以上になると良いものができないことがわかった。全長が5kb以下では良いものができることがわかったので,複製にトランスで効く領域を予め変異株のゲノムに挿入して,ベクターを5kb以下にし,現在相補株を検索中である。上述の困難を克服するため,ジーントラップ法を用いた変異株の検索も行った。挿入するDNA断片と同時に制限酵素を細胞に導入するREMI法を,それまでの栄養要求性から薬剤耐性が使えるように改良して変異をかけ,1株の変異株を取得した。そのDNAより挿入部位付近のDNAを回収し,現在解析中である。今年度の研究の結果,細胞性粘菌での遺伝的相補及びジーントラップによるクローニングの系が可能になったので,今後はそれを用いて解析を進める一方,新しい方法としてアンチセンスRNA発現ライブラリを用いたクローニングについても検討を進めてゆく予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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