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アフリカツメガエル卵の蛋白質合成を介したM期誘導機構

研究課題

研究課題/領域番号 05269216
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 明男  大阪大学, 理学部, 講師 (80107060)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアフリカツメガエル / 細胞分裂 / M期 / 蛋白質合成 / 減数分裂 / 卵成熟 / MPF / プロゲステロン
研究概要

アフリカツメガエルの未成熟卵はプロゲステロンの添加によって数時間後に減数分裂を開始する。プロゲステロンによるM期(減数分裂)の誘導には蛋白質の合成が必要ある。我々はアフリカツメガエル卵をプロゲステロン処理をすると蛋白質合成依存的にMPFの活性化ならびに核膜崩壊(GVBD)する活性が現れることを見いだし、この活性物質をCMFと名づけた。我々はさらにこのCMFをを単離精製することに成功し、CMFが分子量74Kのペプチドの2量体であることを明らかにしている。MPFをわずかに注入された卵もM期になると高いMPF活性を示すようになる。換言するとMPFには自身の活性を増幅させる作用がある。このMPFの活性増幅には蛋白質の合成が重要な役割を果たしていること、蛋白質の合成がないとMPF活性の増幅は1回目の注入では起こるが、注入を繰り返すと消失すること、すなわちMPF活性化のカスケードが存在すること、蛋白質合成を介して高いMPF活性の発現を引き起こす因子(AF)がM期の卵に存し、AFはMPFの注入によっても活性化されることが明らかにされた。我々はさらにこのようなMPF活性の増幅が溶液中でもみられることを明らかにした。すなわち、アフリカツメガエルの卵をβ-グリセロリン酸、EGTA、MgCl_2を含む抽出液中で遠心してパックし、その後強く遠心して卵をつぶし上清(未成熟卵抽出液)を得た。この液に種々の割合でM期抽出液を加えたところ、その後の溶液中のMPF活性ならびにヒストンH1キナーゼ活性は著しく増大した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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