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骨髄局在T細胞の認識レパートリー形成に関わる新しい拘束因子とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 05272214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

湊 長博  京都大学, 医学部, 教授 (40137716)

研究分担者 服部 雅一  京都大学, 医学部, 助手 (40211479)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1993年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワードT細胞抗原レセプター / 4F2抗原 / 胎生期抗原 / MHC抗原 / 造血系幹細胞
研究概要

骨髄造血幹細胞に直接由来するCD3^+4^-8^-αβT細胞の抗原レセプター(TCR)について,その認識抗原(リガンド)の解析を進めた。モノクローナル抗体の作製と、それを用いたcDNAクローニングにより、同抗原がヒト4F2抗原対応物であることを強く示唆する結果を得た。同抗原は,85kDa(H鎖)と36kDa(L鎖)から成る2量体で,MHC分子を発現しない胎児性細胞をはじめ,増殖性細胞に強く発現することが示された。今回の解析から4F2抗原H鎖構造は明らかとなったが,同L鎖構造は,未だ不明で,現在,その精製と遺伝子単離を急いでいる。正常胎〓のノーザンプロット解析より,H鎖mRNAは,MHCmRNA発現にかなり先行して,胎性肝等に強く発現され,MHCmRNA発現と共にむしろ減少する傾向が認められた。この結果に基き,胎生期での上記TCRの解析を,PCRでさらに検討した。まだ予備的ながら,胎生肝において,上記TCRβ鎖と全く同一の構造のTCRβ鎖が,いわゆるin variant β鎖として発現していることを示唆する結果を得ている。以上により,胎生期の特徴を保持する上記TCRが主に胎生期に発現する特定のリガンド(4F2)に専ら対応しており,生体内部環境維持において,極めてユニークな新しい機能を有している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kubota et al.: "Involvement of Oncofetal/Proliferation-associated antigen(4F2)expressed on the MHC-missing target cells in the recognition of murine CD3^+4^-8^-αβ T cells." J.Immunol.(発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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