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普遍的転写因子TBPと相互作用してその活性を調節する核内因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05273217
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

田村 隆明  千葉大学, 理学部, 教授 (30112692)

研究分担者 牧野 泰孝  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (20240989)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1993年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワードTBP / 転写制御 / TAF
研究概要

タンパク質をコードする遺伝子はPolIIにより転写されているが、その転写量は種々のDNA結合能を持つ転写調節因子により調節されている。これら転写因子の標的はTBPであるが、TBPは直接活性化シグナルを持け取らず、TAFと呼ばれる因子が、そのシグナルを伝達する。TAFは発生・分化・増殖というような様々な生命活動にかかわる転写調節に深く関与すると考えられ、本研究においては、動物個体組織からTAFを得る新たな実験系の確立を目ざした。
マウスTBPのN端にヒスチジンのタグを付けたものを大腸菌で大量発現させ、Ni-アガロースで純品に精製した。別にラットの肝臓より核抽出液を大量に調製した。ヒスチジンタグ付TBP(HXmTBP)と核抽出液を混合し、これをNi-agaroseを通す事によりHXmTBPに結合する核内タンパク質(TBP結合性蛋白質:TIPs)をSDS-PAGEで検出した。その結果、核抽出液には多数のTIPsが含まれている事が明らかになった。抗マウスTBP抗体を用いて核抽出液内のTFIID複合体を解析したところ、TIPsのかなりのものはTAFとして分類される因子と同一である事が考えられた。このTIPsを得る時、熱処理を行なうと、かなりのTIPsは消失するが、残る分子も存在し、TIPsの中には、TBPに直接あるいは間接に様々な強さで結合するものが存在する事が明らかになった。肝以外に脳や腎,精巣などの核抽出液中のTIPsを解析したところ、「組織特異的」あるいは「増殖特異的」TIPsの存在が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 角田恒輔,他: "Structure of a Mammalian TBP Gene" Nucleic Acids Research. 21. 2769-2769 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤晃,他: "Multimerization of the Mouse TBP Driven by Its C-Terminal Domain" Nucleic Acids Research. 22(印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 田村隆明: "バイオマニュアルシリーズ-5「転写因子研究法」" 羊土社, 224 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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