研究課題/領域番号 |
05275103
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山村 研一 熊本大学, 医学部, 教授 (90115197)
|
研究分担者 |
仲村 春和 東北大学加齢医学研究所, 教授 (90079690)
若松 佑子 名古屋大学, 生物分子センター, 助教授 (20026800)
松居 靖久 東北大学加齢医学研究所, 助教授 (40241575)
中辻 憲夫 国立遺伝学研究所遺伝実験生物保存センター, 教授 (80237312)
東 雄二郎 大阪大学, 細胞工学センター, 助教授 (30181069)
續 輝久 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (40155429)
武田 洋幸 名古屋大学, 理学部, 助教授 (80179647)
村松 喬 名古屋大学, 医学部, 教授 (00030891)
近藤 寿人 大阪大学, 細胞工学センター・多細胞生体系研究部門, 教授 (70127083)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
319,000千円 (直接経費: 319,000千円)
1996年度: 95,000千円 (直接経費: 95,000千円)
1995年度: 80,000千円 (直接経費: 80,000千円)
1994年度: 74,000千円 (直接経費: 74,000千円)
1993年度: 70,000千円 (直接経費: 70,000千円)
|
キーワード | 遺伝子トラップ / 相周遺伝子組換え / ES細胞 / 始原生殖細胞 / メダカ / ゼブラフィッシュ / ニワトリ / レロトウイルスベクター / 相同遺伝子組換え / レトロウイルスベクター / マウス |
研究概要 |
遺伝子トラップ法において、ES細胞を浮游培養して胚様体を形成させる方法がスクリーニング系としてすぐれていること、この方法により4つの遺伝子を単離したが、3つは既知の1つは未知の遺伝子であり、効率よくマウス内在性遺伝子を単離できることを明らかにした。YACおよびBACをマウス受精卵に注入する方法を確立した。δクリスタリン遺伝子の転写因子として単離されたδEF-1について、C末端側の破壊マウスでは主に胸腺の異常が出現するが、完全欠損ではnotochordの異常に基づく椎間板の欠損が起こることがわかった。始原生殖細胞の増殖にはgp130が関与すること、そのリガンドは未知のものであることが推察された。始原生殖細胞の増殖に関与する蛋白キナーゼであるskyのリガンドがGas6であること、それは精巣の間質細胞で発現すること、steel factoe存在下で増職能を有することを明らかにした。メダカの胞胚を培養することにより確立したOLES1およびOLES2細胞において、初期胚のマーカーであるSSEA-1やEMA-1が発現していることがわかった。ゼブラフィッシュの胞胚期の細胞はキメラ形成能のあること、卵黄がbFGF,Wnt8を介してOtxを抑制し、それが中胚葉誘導に関連することを明らかにした。ニワトリにおいてen-2が視蓋原基尾側への投射に関与するが、エレクトロポレーションによる視蓋領域への遺伝子導入法を開発し、それを用いてen-2の上流にPax5、下流にRagsおよびElf1があることを明らかにした。YACはリニアーであるが、環状化したベクターの開発に成功した。また、rad51株を用いることにより、キメラ率が5-10%に低下することを見いだした。
|