研究課題/領域番号 |
05276102
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 (1995-1996) 名古屋大学 (1993-1994) |
研究代表者 |
山本 興太郎 (山本 興太朗) (1995-1996) 北海道大学, 大学院地球環境科学研究科, 教授 (80142008)
森 仁志 (1994) 名古屋大学, 農学部, 助教授 (20220014)
今関 英雅 (1993) 名古屋大学, 農学部, 教授 (90023431)
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研究分担者 |
山口 淳二 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (10183120)
山口 五十麿 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00012013)
森 仁志 名古屋大学, 農学部, 助教授 (20220014)
佐藤 隆秀 (佐藤 隆英) 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (60125929)
高橋 陽介 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (90183855)
山本 興太郎 (山本 興太朗) 北海道大学, 地球環境学研究科, 助教授 (80142008)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
283,500千円 (直接経費: 283,500千円)
1996年度: 71,000千円 (直接経費: 71,000千円)
1995年度: 65,900千円 (直接経費: 65,900千円)
1994年度: 65,000千円 (直接経費: 65,000千円)
1993年度: 81,600千円 (直接経費: 81,600千円)
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キーワード | 植物ホルモン / 遺伝子発現調節 / エチレン生合成 / オーキシン応答シス因子 / シベレリン結合タンパク / 伸長成長 / 突然変異体(植物ホルモン) / ジベレリン結合タンパク / エチレン / オーキシン / シベレリン / 生合成 / 作用機能 / 刺激特異的遺電子発現 |
研究概要 |
オーキシンによる伸長成長機構を明らかにするために、オーキシンによる偏差成長を起こさないmsgクラスの突然変異体msg2とmsg3をオーキシン塗布法と屈地性検定によって単離した。また、T-DNA挿入による変異体msg1-4を単離し、同変異体には複数のT-DNAが挿入されていることを明らかにし、その中の一つのT-DNA挿入部位周辺の塩基配列を決定した。オーキシン作用機構研究のもう一つの方向としてオーキシン誘導体遺伝子(ARG)の発現制御機構と遺伝子産物の機能を解析しているが、ARG1とARG2についてはプロモーター領域とレポーター遺伝子の融合遺伝子をヤエナリ組織に一過的に導入してそのオーキシン誘導性を調べたところ、約1.5倍の誘導性が観察された。ARG8とARG9についてはプロモーター領域のクローニングをおこなった。タバコのARGであるarcAはGβ遺伝子族の遺伝子であるが、同遺伝子産物と相互作用するタンパクのcDNAをクローン化したところK^+チャンネルのβサブユニットに似たタンパクをコードしていた。タバコの3種類のARGの転写調節機構を調べたところ、その制御はそれぞれ異なるシス・トランス因子によることが分かり、オーキシンによる発現調節機構が複合的であることが分かった。エチレン作用に関しては、ACC合成酵素とACCオキシターゼ遺伝子族の発現をメロン果実の成長・成熟過程をおって果実の組織ごとに調べたところ、同遺伝子には果実・成熟過程で時期および組織特異的に発現している特定のメンバーが存在することが分かった。ジベレリン作用に関しては、αアミラーゼ遺伝子プロモーターを用いた機能解析によって、ジベレリンと糖によって制御される因子群の概略を明らかにしたほか、ジベレリン結合タンパクを約10,000倍濃縮し、SDS-PAGEで25kDa付近に目的とするタンパクと思われるバンドを検出した。
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