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神経管・脊索による筋細胞誘導機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05277224
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

鍋島 陽一  国立精神・神経センター, 神経研究所, 部長 (60108024)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード筋発生 / 誘導 / bHLHファミリー / Myogonin / 遺伝子ノックアウト
研究概要

MyoDが発見について類似の機能を有する3種の遺伝子が同定された.これらの遺伝子はいずれもbHLH構造をもつ転写因子で中胚葉能性細胞を筋芽細胞へと変換する機能を有している.これらの因子は固有の時間的空間的発現パターンをもっていることから,筋発生において異なる機能を有していると推定されていた.本研究においては筋分化因子の一つであるMyogenin遺伝子をノックアウトし,その発生における機能を解析し,形態形成の分子的基盤の解析を行った.
Myogenin遺伝子のエクソン1のbHLH構造の上流にNeo遺伝子を、3'端側にTK遺伝子をもつ組み換えベクターを構築し、相同組み換えを起こしたES細胞を選択した。この細胞を用いてキメラ、ついでホモ個体を作製した。ホモ個体は筋組織の欠損により呼吸ができないために生後ただちに死亡する。筋節に由来するaxial muscleは未成熟ではあるが筋管細胞まで分化する。一方、体節より遊走した細胞に由来する四肢筋部位には筋管細胞はほとんど存在せず、多くは筋芽細胞の状態で止まっている。この筋芽細胞は分化培地で培養すると未成熟な筋管細胞へと分化する能力を有している。他の筋分化制御因子群の発現をin situ hybridizationで調べたがホモマウスにおいて顕著な発現の差異が認められなかった.また、筋組織を支配する運動神経を調べたところ,細胞数の減少,残存細胞のアポトーシスが推定される変化が観察された.これらの結果はMyogeninが筋細胞の分化過程の制御に必須であることを示している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Fujisawa-Sehara A.et.al.: "Upstriam ragion of the myogenin gene confers transcriptional activation in muscls ull lineages during mouse embroyogenesio" Bicahem.Biophy.Res.Commun.191. 351-355 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Saitho V.et.al.: "Expression of myogganic factprsin denerved chicken breast muscle:isolahin or the chickev Myt5gene." Nacleic Aciols Res.21. 2503-2509 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Naheshima Y.etal: "Myogonin gane disruption resuts in perinayal lethality becasne of senere muscle defect." Nature. 364. 532-535 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Asakura A.etal: "MyoDand myogenin act on the chichen myosin bightchain Igane as distanit transcriptin for toys." Mol.Cell.Biol.13. 7153-7162 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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