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ダイオキシン等人為起源有害ハロゲン物質の還元処理法

研究課題

研究課題/領域番号 05278232
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

奥 彬  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50027885)

研究分担者 鎌田 徹  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (30214513)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードダイオキシン / PCDDs / PCDFs / 分解無害化処理 / アルカリ金属ナフタレニド / 有機性塩素 / 還元処理
研究概要

ダイオキシン類の分解無害化処理
アルカリ金属ナフタレニドを用いた環元反応を、有機性塩素を無機性塩化物イオンに変換して脱離させる手法としてポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン(PCDDs)ならびにポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)のような微量でも高い毒性を有する物質の分解無害化処理に適用した。その結果本法は以下の要件を満たしている事が判った。
1.希薄溶液の完全分解:PCDDsやPCDFs分子の塩素置換数の多少に拘らず、有機性塩素が完全に無機性塩化物イオンに変換されて脱離除去できる。
2.迅速処理:室温において5分以内に分解反応は完了する。
3.室温での処理:室温またはそれ以下の温度において発熱的に脱塩素反応が進行する。
4.簡単な処理器具と容易な操作:処理に用いる反応容器は通常用いるガラス製フラスコで良い。また、分解処理は乾燥無酸素雰囲気下において行うのが原則であるが、分解される試料中に少量のプロトン性物質(水など)が含まれていても過剰量の還元剤を用いれば問題なく分解できる。
5.経済性と安全性:還元剤は安価な化学原料であるナトリウム、ナフタレン、テトラヒドロフランから調製される。また還元剤の毒性は極めて低く、分解により生成するものは無害な塩化ナトリウムと有機性塩素を含まない有機残渣である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Oku,A.: "Destruction of PCDDs and PCDFs in Laboratory-Scale Wastes.A convenient Destructive Method with Sodium Naphthalene." Chemosphere. 27. 1433-1438 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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