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代替フロンの回収技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05278251
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関近畿大学

研究代表者

棚田 成紀  近畿大学, 薬学部, 教授 (20075948)

研究分担者 阿部 郁夫  大阪私立工業研究所, 研究主任
中村 武夫  近畿大学, 薬学部, 講師 (90155838)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード代替フロン / 麻酔作用 / 分解性 / 活性炭 / 吸着支配因子 / 表面改質 / 高表面積活性炭
研究概要

本研究は,炭素系吸着剤による代替フロンの先導的回収技術の創生を目的としたものである。
代替フロンは,特定フロンのハロゲン原子1,2個を水素の置換した構造を有しており,分解しやく,オゾン層破壊係数が特定フロンよりも小さくなっている。しかし,代替フロンであっても回収せずに大気中に放出するとオゾン層破壊や地球温暖化の原因となる。また,代替フロンの化学構造が臨床吸入麻酔薬と類似の構造を有していることより,代替フロンの麻酔作用が懸念される。したがって,本年度においては,代替フロンの麻酔作用,分解性について検討し,また代替フロンの先導的回収技術に関して,表面改質活性炭および高表面積活性炭を調製し,それらに対する代替フロンの吸着特性について検討した。その結果,代替フロンには吸入麻酔薬であるエンフルレンと同程度の麻酔作用を有するものが存在すること,また,代替フロンは特定フロンに比べ,回収時に分解されやすいことが認められた。すなわち,地球インパクトや人体への影響を考慮した場合に,代替フロンは大気中に放出せずに回収することが必要である。そこで,表面を硝酸または水素ガスで処理した活性炭および水酸化カリウム処理により表面積ならびに細孔容積を増大させた活性炭を調製し,代替フロンの回収能について検討した。その結果,活性炭の代替フロン回収能は,吸着剤の表面化学的因子よりも,むしろ表面積ならびに細孔容積などの物理構造的因子によって,主に支配されていることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Seiki Tanaka: "1,1,1-Trichlororthane Adsorption onto Tetrafluoromethane Plasma irradiated" Chemistry Express. 8. 621-624 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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