研究課題/領域番号 |
05278253
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
法村 俊之 産業医科大学, 医学部, 教授 (20039530)
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研究分担者 |
今田 肇 産業医科大学, 医学部, 助手 (50223326)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 放射線感受性 / 感受性分布 / 年齢依存性 / ヒトTリンパ球 / 放射線 |
研究概要 |
ヒトTリンパ球は、健常人(64例)及び放射線治療患者(26例)から採血した末梢血より比重遠沈法にて分離し、T細胞増殖因子、FCS、刺激細胞として致死量のX線を照射したBリンパ芽球様細胞等を加えたRPMI1640培養液に浮遊させ、37℃、5%CO_2下で培養した。PHA刺激培養開始3日後(Day3)対数増殖期に入った時点で、250kVpX線を0〜6Gy照射し、その細胞致死効果をマイクロプレート・コロニー法による生存率解析(D_0値、D_<10>値等)で、遺伝的影響については6チオグアニン抵抗性(TG^r)をマーカーとした突然変異頻度よりその感受性を求め、各個体の放射線感受性の指標とした。 1.個体の放射線感受性評価に於ける末梢血Tリンパ球の有用性の検討 放射線治療患者に於ける照射野の皮膚反応とTリンパ球の放射線感受性には、高い相関が認められた。さらに、D_<10>値の変動係数は、同一献血者を複数回調べた実験誤差に起因するものよりも個体差による変動の方が大きい。また、健常人52例のTG^rTリンパ球頻度は0.6〜96.7×10^<-6>で、年齢と有意な正の相関を示した。Tリンパ球の放射線感受性は各個人の放射線感受性を推定するのに有用である。 2.ヒト末梢血Tリンパ球の放射線感受性分布 対数増殖期(Day3)でX線照射し、生存曲線より求めた健常人64例のTリンパ球のD_0値の平均値は1.35±0.24Gy、D_<10>値は3.20±0.60Gyで1.9〜5.7Gyの広い範囲に分布し、その感受性に明らかな個体差がみられ、低感受性者と高感受性の者で2倍以上の差異が認められた。しかし、献血者の年齢による放射線感受性の差異は認められなかった。
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