研究課題/領域番号 |
05301022
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 駒沢女子大学 |
研究代表者 |
川竹 和夫 駒沢女子大学, 人文学部, 教授 (50152963)
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研究分担者 |
渋谷 香織 駒沢女子短期大学, 専任講師 (10196446)
前田 隆子 東京女子大学, 現代文化学部, 助手 (30246459)
萩原 滋 慶応義塾大学, 新聞研究所, 教授 (70134343)
御堂岡 潔 東京女子大学, 現代文化学部, 助教授 (60174083)
杉山 明子 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (60206448)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | メディア・ステレオタイプ / イメージ・ギャップ / メディア・コミュニケーション / メディア内容分析 / メディア・内容分析 |
研究概要 |
本研究では、マスメディアの中の日・独イメージを中心に調査分析した。結果は次の様な点に集約される。 (1)テレビ:(a)日本のテレビでは、ドラマ・バラエティなど娯楽番組にドイツはほとんど登場しない。ドイツが扱われることの多いのは、ニュース・ドキュメンタリーである。(b)大学生グループを被験者として、「ビデオ視聴評価実験」を行った結果、・"日本のテレビの描くドイツ"は、概ね「自分たちのイメージと一致」し、「ドイツを好意的に描いていると評価された。・"ドイツのテレビの描く日本"への評価は、その逆の傾向を示した。 (2)テレビニュース:1994年10月の東京テレビキ-局のメイン・ニュースの分析を行った結果1638項目のうち、ドイツ関連は、わずか16項目、その内容は政治・経済などハードニュースに偏している。 (3)新聞:1994年10月1か月間に日本の新聞(4大全国紙)でドイツ関連記事は1005件で内容領域別では、経済34%、政治15%外交12%と、ハードニュース中心であった。 (4)雑誌:1994年10月発行の主要誌(50)の内容分析を行ったが、・大衆誌・女性誌はほとんどドイツを取り上げていない。・総合誌のドイツ関連記事は、政治・経済中心で、ドイツに好意的である。 (5)ドイツイメージ調査:大学生グループを対象に、ドイツイメージ調査を行ったが、ドイツ・ステレオタイプは、(1)ソ-セージ(2)ビール(3)ベルリンの壁(4)ヒトラー(5)ナチスと、極めて皮相的であった。
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