研究課題/領域番号 |
05301036
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
松島 鈞 大正大学, 文学部, 教授 (90014662)
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研究分担者 |
山内 芳文 筑波大学, 教育学系, 教授 (70076404)
三笠 乙彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80015445)
志村 鏡一郎 静岡大学, 教育学部, 教授 (10021875)
斎藤 新治 新潟大学, 教育学部, 教授 (30018650)
金子 茂 九州大学, 教育学部, 教授 (60037033)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 国民統合 / 民族 / ナショナリズム / 言語 / 宗教 / 国民教育 / 多文化 / 近代教育 / 文化統合 / 母国語 / 国民国家 / 多文化教育 / 社会統合 / 愛国心 |
研究概要 |
平成5年度には合同研究会を3回開催し、問題設定の確認および方法論の共有化を図り、また講師を招いて、現代ヨーロッパにおける多文化化状況についての報告などをうけることで、研究主題の包括的な把握につとめた。第3回目の研究会では、従来の国民教育モデルでは視野には入らなかったポーランドなどの個別事例が検討されるとともに、民族・国民・国家といった本研究の主題にかかわる基本的な概念の理解の共有化がはかられた。平成6年度においては、書物や資料の収集を継続させるとともに、合同研究会を2回行なった。その1回では、民族と言語の問題を扱った国語教材としてなじみのあるド-デの『最後の授業』の研究者を講師に招いて、民族と言語の側面から国民統合と国民教育についての理解を深め、教育史に傾斜した問題関心の相対化を図った。もう1回においては、フランス第三共和制の教育と教育研究について、さらにアメリカにおける統合主義と文化的多元主義に関する報告を受けるなど、研究のとりまとめに関して集中的な研究交換を行なった。そして、その間に、全国規模で、研究打ち合せ会および研究調査を数回にわたって行ない、また外国から関連する文献の複写物を、最新の研究資料を中心に収集することにつとめた。これらの研究成果を盛り込んだ報告書(別添)は、欧米近代国民教育の歴史理解の最新の水準をしめす数編の論文と研究会での講演記録などを骨格としている。求めに応じて、全国の研究者に配布されることになる。
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