研究分担者 |
岩崎 卓也 東京家政学院大学, 人文学部, 教授 (30015383)
金関 恕 天理大学, 文学部, 教授 (90068685)
松谷 敏雄 東京大学, 東洋文化研究所, 教授
藤井 秀夫 国土舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (40052295)
江上 波夫 (財)古代オリエント博物舘, 館長 (50053377)
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研究概要 |
西アジアにおける日本の発掘調査団は四十年を経て,現在では毎年十余に近い調査団が派遣されている。それ故その資料や研究成果は多大なものである。けれどもそれらの資料整理や公開は十分に行われていない。そこでこれらの資料や研究成果をデータベース化するために,各調査団に関係する研究者と総合的な共同研究を進め,そしてその研究内容やその成果を公開してきた。具体的には日本の西アジア遺跡調査団が発掘調査や分布調査した遺跡のデータベース化,日本の研究者が著した西アジアに関係する欧文の文献目録集の作成また代表的な雑誌の目次のデータベース化を実施した。これによって日本の研究者による西アジア考古学関係の文献や遺跡関係のデータがコンピュータに入力され,ホームページを開くことによって,何時でも何処からでもこれらのデータが検索できるようにした。また西アジアの発掘調査報告会を毎年開催してその年の発掘成果を公開し,「西アジア史研究のデータベース化の総合的研究(西アジア発掘調査報告会)クバプロ,をしてまとめた。また各時代でのシンポジュウムを開催し,「アジアの古代文明を探る-歴史と水の流れ-」大学と科学公開シンポジュウム編,「西アジア考古学研究会報告。東方ヘレンニズム〜イスラム」ラーフィダーン,「文明の原点を探る-新石器時代の西アジア」同成社,としてまとめ,研究成果の公開を計った。今後はこれらのデータをさらに充実させて,これらのデータを国内の西アジア研究により活用できるようにするとともに,海外の研究者や西アジアの現地の研究者との情報交換を進め,西アジア研究の発展に努めたい。
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