研究課題/領域番号 |
05302009
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岩崎 敷久 京都大学, 理学部, 教授 (70027374)
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研究分担者 |
一瀬 孝 金沢大学, 理学部, 教授 (20024044)
梶谷 邦彦 筑波大学, 数学系, 教授 (00026262)
望月 清 東京都立大学, 理学部, 教授 (80026773)
草野 尚 (草野 留) 福岡大学, 教授 (70033868)
田辺 広城 大阪大学, 理学部, 教授 (70028083)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
1994年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1993年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | 微分方程式 / 初期値問題 / 発展方程式 / 偏微分方程式 / 関数方程式 / 非線型方程式 / 固有値問題 / 常微分方程式 / 漸近理論 / フーリエ積分作用素 |
研究概要 |
本研究課題においては、種々のテーマにかかわっている研究者間の積極的な交流を支援し、そのための場を提供することに、主とした目的をおき、研究集会等の企画運営を行ってきた。各年度一回12月末に『微分方程式の総合的研究』の表題で、広い範囲の微分方程式研究者を対象とした、大研究集会を開催した。講演者には、最近の発展に寄与のあった研究者に、その研究を中心として、周辺の問題に関して近未来に解決すべきと考える問題点等も含む解説的講演を依頼し、していただいた。また、興味ある新結果をまとめた若い研究者にも、その紹介を兼ねた講演をしていただいた。毎回、200名を越える参加者があり、当研究集会の目的をほぼ達成したと評価している。そのほか、地域ブロック別、テーマを絞ったもの、また若い研究者のみにより企画運営する17の研究集会等を研究分担者の助言を得て開催した。当研究班の関わった2年間に、研究協力者として参加くださった方々から寄せられた研究成果を詳細に述べることは出来ないが、成果の一端として、上記の大研究集会にて発表された研究のなかから主なものを紹介する。磯崎洋、神保秀一、田島真一らにより数理物理学への関連分野、三町勝力は古典的フックス型方程式、堀畑和宏はハルナック不等式の応用、岡本和夫による常微分方程式の変形理論の新しい展開、Lishang Jiangは超電導理論に関係する偏微分方程式の理論に関して、竹内康博にロトカ・ヴォルテラ方程式系の大域的問題、八木厚志には走化性方程式について、岡宏枝には力学系におけるローレンツ・アトラクタの分岐理論の最近の成果の解説を試みてもらった。その他、非線型波動方程式に対する大域解、ボルツマン方程式の漸近挙動、シュレッジンガー方程式のスペクトル解析、弾性体方程式や変分問題、フウリエ積分作用素、各種関数微分方程式の性質等について最新結果の発表も合わせて行った。
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