研究課題/領域番号 |
05302014
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
花輪 知幸 名古屋大学, 理学部, 助手 (50172953)
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研究分担者 |
羽部 朝男 北海道大学, 理学部, 助教授 (90180926)
富阪 幸治 新潟大学, 教育学部, 助教授 (70183879)
柴田 晋平 山形大学, 理学部, 助手 (90187401)
冨松 彰 名古屋大学, 理学部, 教授 (10034612)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 磁気流体 / 太陽フレア / 星形成 / 銀河中心核 / ジェット / 磁気再結合 / 数値シミュレーション / 構造形成 / リコネクション / ダイナモ / 活動現象 / 粒子加速 |
研究概要 |
本研究課題では5つの研究会を開催(うち2つは共催)した。 1.「磁気流体方程式の数値的解法」研究会(平成5年8月名古屋)では、磁気流体の運動をシミュレーションを行う手法(Roe法)を学習した。 2.「計算機シミュレーションによる天文学の発展」研究会(平成5年11月熱海)では、高速の計算機を利用した数値シミュレションについての情報交換をおこなった(共催)。 3.「相対論的天体での電磁流体的現象」研究会(平成5年12月名古屋)では、中性子星やブラックホール近傍での磁気流体現象について議論した。相対論的な効果が重要となる、パルサーや活動的銀河中心核での磁気流体風について、解析的な理論、数値シミュレーション、X線による観測などが報告された。 4.研究会「MHD不安定、リコネクション、ダイナモ」(平成6年2月三鷹)では、実験室,地球磁気圏,太陽,銀河での磁気流体の安定性、磁気再結合、発電についての総合報告を中心に捉えた。それぞれ核融合科学、地球物理学、天体物理学での最近の話題について、専門家の解説を聞くことができ好評であった(共催)。 5.総括研究会(平成7年1月名古屋)では、動的に収縮する円盤の形成、太陽フレアの統一理論、磁場によるジェットの収束、磁気星風の加速など、活動的な天体におけるさまざまな磁気流体現象について興味深い講演があった。 またワークステーション上で2次元・3次元のデータをカラーグラフィックスやアニメーション(動画)にするソフトウェアIDLを購入し、計算機シミュレーションの解析に役だてた。磁気流体による流れと構造の形成過程の理解を普遍的なレベルにするという当初の目的は達成された。
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