研究課題/領域番号 |
05302017
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
江尻 宏泰 大阪大学, 理学部, 教授 (80013374)
|
研究分担者 |
岡田 憲志 京都産業大学, 理学部, 教授 (90093385)
高杉 英一 大阪大学, 理学部, 教授 (00135633)
田中 純一 大阪大学, 理学部, 助手 (70236595)
大隅 秀晃 大阪大学, 理学部, 助手 (70176882)
岸本 忠史 大阪大学, 理学部, 助教授 (90134808)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 素粒子核分光 / 非加速器 / 二重べ-タ崩壊 / 宇宙暗黒物質 / ニュートリノ / 非加速器物理 / 二重ベータ崩壊 / 暗黒物質 |
研究概要 |
非加速器・核分光法による未知素粒子・核物質の研究のため精密レーザー分光分析、暗黒物質分光分析、二重ベータ核分光分析、素粒子核分光、ニュートリノ理論、偏極不安定核分光等の班に別れて研究を分担し、研究内容は、初年度は岐阜県神岡地区において総合シンポジウム(2日×40人)が行なわれ、最終年度は大阪大学核物理センターの協力を得て「核子量子系における対称性と保存則」という総合シンポジウム(2日×約60名)を組織し理論・実験の両面から総合的な検討とまとめが行われた。 この研究計画の中心をなす暗黒物質分析、二重ベータ核分光分析における研究実績の概要は以下の通りである。 1.二重ベータ核分光分析 新たに改造を加えられたELGANT V 号による^<100>Moの測定では継続的に研究が進行中で、ニュートリノの放出されないモードについては現在までの測定の暫定的な値としてニュートリノ質量の上限値として2.9eV弱相互作用の右巻き混合比として1.2×10_<-5>を得た。 2.精密核反応分析による宇宙の未知素粒子物質 蛍光検出器内の原子核反跳を分析し宇宙暗黒物質を直接測定する方法については大型複合CaF_2検出器を用いた検出器が建設され現在その検出器テストが進行中である。 3.新地下実験室候補調査 非加速器核分光法による未知粒子核物質研究を強力に押し進めることのできる地下実験候補地の調査を行い現地調査の結果、奈良県吉野郡大塔村(最大土被り515m、中性子強度及び宇宙線強度は現行神岡地下実験室の約2倍程度に増えるが、この研究に対する一番大きな影響を与えるラドン濃度については約100分の一以下)が最良であるという結論を得た。実際に地下実験室建設に向けての計画が進行中である。
|