研究課題/領域番号 |
05302039
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
板倉 忠興 北海道大学, 工学部, 教授 (70001138)
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研究分担者 |
楠田 哲也 九州大学, 工学部, 教授 (50037967)
中辻 啓二 大阪大学, 工学部, 助教授 (10029324)
椎葉 充晴 京都大学, 工学部, 助教授 (90026352)
宮永 洋一 電力中央研究所, 環境水理研究室, 室長
福岡 捷二 東京工業大学, 工学部, 助教授 (30016472)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 水理学 / 公式集 |
研究概要 |
本研究は、水工・環境水理学公式の基準化を行って、土木学会の小委員会活動としての「水理公式集」の改訂に資することを目的とした。7人の研究分担者がそれぞれ基礎水理部門(中辻)、環境水理部門(江頭)、水文部門(椎葉)、河川部門(福岡)、発電部門(宮永)、上下水道・水質保全部門(楠田)、海岸・港湾部門(堀江)、総括および河川部門(板倉)の公式について研究を行うほか、官庁、コンサルタント、大学などの実際の利用者から直接意見を聴取するなど種々の検討を重ねた。 現在の公式集は、積極的に崩芽的事項を取り入れる編集方針に基づいているが、約9年が経過した現在、これらの評価もほぼ確定したと考えられる。また、公式集の利用者あるいはその利用のされ方も徐々に変化し、必ずしも現状に符合していない面が散見される。さらに、環境問題等のように、公式としては取扱いが難かしいが、実務上重要なコンピューターの利用等の新しい課題があらわれてきた。これらのことから、従来の水理公式集に関する基本的考え方を尊重しつつも、次の諸点を十分に配慮して水理公式集を改訂する必要があるという結論を得た。(1)利用者にとって使い易い公式集を目指し、学問的にその根拠が明確で、かつ定量的にも十分実用に耐えうるものを精選する。(2)先ず、当該水理現象の考え方や取扱い方法を体系的に述べ、公式化されている事項についてはそれらを示し、その他については研究の現況を解説する。(3)公式には十分な解説を加え、それらの適用限界および精度等を明確にする。(4)各編の構成を見直し、水理現象のカテゴリー別に取りまとめて重複を避け、実務者が利用し易い構成とする。また、執筆者にはより積極的に実務担当者を採用する。(5)上記に関連して、水環境編(仮称)をあらたに設けることを考慮すべきである。また、基礎水理編は独立させず、その内容を各編に組込む。
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