研究課題/領域番号 |
05302058
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
平井 信之 静岡大学, 農学部, 教授 (70023439)
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研究分担者 |
渡辺 泰成 理化学研究所, 結晶学, 研究員 (70087401)
伊達 宗宏 理化学研究所, 生体高分子物理学, 研究員 (50087409)
鈴木 恭治 静岡大学, 農学部, 助教授 (00109133)
滝 欽二 静岡大学, 農学部, 教授 (00022252)
祖父江 信夫 静岡大学, 農学部, 助教授 (50023495)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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キーワード | 機能性セルロース誘導体 / 圧電性 / 強誘電性 / 生分解性 / シアノエチルセルロース / シアノエチルヒドロキシエチルセルロース |
研究概要 |
この研究は高機能性、特に電子機能性材料をセルロース誘導体から作りだし、その発現機構を明らかにしようとするもので、機能性のあるセルロース誘導体の合成、結晶構造の解析、電気物性、生分解性等の検討、セルーロース誘導体の利用等について、それらの分野での研究者が集まり検討する。相互に情報を交換し、それぞれの分野において報告書まとめた。以下にそれらの内容について要点を述べる。森田は均一系でのセルロースのシアノエチル化反応を検討した。^<13>NMRスペクトルから各水酸基の反応量を求め、数値計算による速度解析を行い、各水酸基の反応性を検討した。西田はセルロースを不均一系で過ヨウ素酸化酸化した後、ジエチルアミノサルファトリフルオライドを用いてフッ素化し、得られた誘導体の特性を検討した。岡野はセルロースミクロフィブリルについての構造研究の歴史をまとめセルロース微細構造の現在の問題点を明らかにしている。渡辺はセルロース結晶構造についてシングルチェインモデル構築の概要を紹介し今後の構造解析に役立てることを意図した。鈴木養樹は木材、セルロースおよびセルロース誘導体の圧電緩和について検討した。平井、祖父江、滝はこれまで合成したセルロース誘導体について電気特性をまとめ、高圧電性のセルロース誘導体、置換度、置換基の位置、配向性、結晶性、側鎖および主鎖の温度分散等について検討した。伊達は高分子の圧電性、強誘電性の研究の歴史的発展を述べ、木材、セルロース誘導体における強誘電性の可能性について概説した。西田はセルロース誘導体の生分解性の実験を始め、その可能性について概説した。鈴木恭治はセルロース系陽荷電血液透析膜の製造と透析性能について概説した。
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