研究課題/領域番号 |
05302075
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
エネルギー学一般・原子力学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
辻 毅一郎 大阪大学, 工学部, 教授 (30029342)
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研究分担者 |
森 俊介 東京理科大学, 理工学部, 教授 (80147503)
斎藤 雄志 (斉藤 雄志) 専修大学, 経営学部, 教授 (10178486)
落藤 澄 北海道大学, 工学部, 教授 (50001152)
豊田 淳一 東北大学, 工学部, 教授 (70054319)
伊東 弘一 大阪府立大学, 工学部, 教授 (30029293)
浅野 浩志 東京大学, 工学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1993年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | エネルギーシステム / コージェネレーション / 分散電源 / 産業連関 / 託送 / 都市エネルギーシステム / 未利用エネルギー / 電力系統 / 排熱利用 |
研究概要 |
本研究は、コージェネレーションシステム(CGS)等の分散型エネルギーシステムの浸透のために講じるべき方策および技術を提示し、その効果と意義を明らかにすることを目的として行った。具体的成果を、簡単に述べると以下の通りである。 1)都市のライフスタイルとインフラに関する資源連関分析(斎藤):新しく資源連関分析の概念を導入し、人口300万人のモデル都市について、住宅、業務施設、交通施設、エネルギー供給設備、公共設備のエネルギー負荷の推計を行った。 02)分散型電源導入計画における規制緩和等の影響の評価(伊東、手塚):ガスタービン、燃料電池、スーパーごみ発電などのCGSを対象として、最適化手法に基づく運用計画モデルや設計計画モデルを種々の条件設定の下で多数開発し、規制緩和や財政助成策の影響に関する多種多様な知見を得た。 03)都市域におけるエネルギー計画(辻、森、落藤、岡本):エネルギー供給システムの計画に関するシミュレーション型ならびに数理計画型の計画モデルを多数開発し、それらを駆使して都市域におけるCGS導入の影響評価を種々の面から行った。産業からの排熱利用の可能性についても検討した。 04)電力市場参入(浅野):電力の託送を認めた場合のCGS導入への影響、太陽光発電の大量導入の負荷周波数制御への影響、独立発電事業者IPPが電力系統の任意地点に連系したときの潮流変化と送電容量コスト分担などの問題を検討した。 05)開放型電力ネットワーク(豊田):異品質の識別可能な状態で輸送する開放型電力ネットワークについて、その具体的な機能と構成設備および電力輸送制御方式を明らかにした。異品質の電力を自律的に流通させる機構の制御動作を最適制御理論を応用して決定する方法を開発し、さらにプロトタイプ装置の回路設計も行った。
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