研究課題/領域番号 |
05302077
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 東京農業大学 (1994-1995) 東京大学 (1993) |
研究代表者 |
西尾 邦彦 東京農業大学, 農学部, 教授 (60011938)
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研究分担者 |
立川 康人 京都大学, 工学部, 助手 (40227088)
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教授 (30201495)
宝 馨 京都大学, 防災研究所, 助教授 (80144327)
芝野 博文 東京大学, 農学部, 講師 (00143412)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | リモートセンシング / 水・熱循環 / 植生指標 / 土地被覆分類 / 流出モデル / 数値標高モデル(DEM) / 矢田川航空機実験 / 東京大学愛知演習林 / 森林水文 / 分布型流出モデル / 水.熱フラックス / 流域地形 / 河道網解析 / 空間分解能 / 汎地球測位システム / 地理情報システム / 欧州リモートセンシング衛星 / 地球資源衛星 / 合成開口レーダー / 数値地形情報 / 森林情報 |
研究概要 |
(1)芝野は、矢田川航空機実験で得られた裸地・林地・水面の表面温度の経時変化と航空機MSSの熱バンドとの回帰関係を求め、これをもとに流域単位での表面温度分布を推定した。表面温度分布が標高・方位により変化する関係を分析し、流域単位での表面温度の日変化を求め、流域単位での顕熱フラックス推定について検討を加えた。(2)宝は、多様な土地利用の混在する地域を対象に、4種の異なる空間分解能を持つリモートセンシング画像を用いて土地被覆分類を行い、その分類精度を定量的に比較評価した。次に、高分解能画像から低分解能画像を生成するアルゴリズムを開発し、模擬画像を生成して分解能の影響を考察した。宝・芝野は、東大愛知演習林の航空機MSS画像を用い、特徴の異なる森林領域における分光反射率のR-IRプロット及び多数の植生指標の示す特徴を比較することによって樹種の違いなどの林班の特徴を判別し得る情報が抽出できないか検討した。(3)近藤は、水と熱の流れを記述するモデルの開発を試み、熱赤外データの利用に関する検討を行った。都市のヒートアイランド現象に着目し、都市の三次元構造と地表面温度・気温分布との対応関係を明らかにした。また、衛星データから得られる植生指標と蒸発量計算値の間の関係解析を行い、植生指標から蒸発比を推定する手法を提案するとともに現在得られるグローバルデータセットを用いて大陸規模の蒸発量分布図を求めた。(4)立川は、東大演習林を対象とする分解能20mのDEMを入力として、雨水の流動場を三角形要素網によってモデル化する手法を演習林白坂流域に適用した。また、構成した流出場のモデルを流れのモデル化手法と結合することによって、流域地形形状に即した雨水流出シミュレーションシステムを構築し、白坂流域での雨水流出の再現を試みた。(5)西尾は、3年間にわたる研究成果を総括し、研究成果報告書をとりまとめた。
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