研究課題/領域番号 |
05303007
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
清水 賢 東京農工大学, 工学部, 教授 (30023063)
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研究分担者 |
川上 憲司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (10056814)
橋本 篤 三重大学, 生物資源学部, 助手 (40242937)
五十嵐 英夫 東京都立衛生研究所, 細菌第二科, 科長
吉村 昇 秋田大学, 鉱山学部, 教授 (60006674)
国眼 孝雄 東京農工大学, 工学部, 助教授 (00015108)
西村 誠 岐阜大学, 工学部, 教授 (10021627)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
1994年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1993年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | 遠赤外線 / セラミックス / 加熱・乾燥 / 殺菌 / 増殖抑制 / 生体 / 睡眠 / 血流 |
研究概要 |
1.遠赤外線セラミックスの作用効果を確認している論文はあるが、それらの効果を科学的に検討している論文は加熱分野ではあるが、非加熱分野では皆無に近い。 2.5μm〜25μmの波長域での酸化物の単結晶の放射特性を測定し、酸化物セラミックスと比較した。両者に殆ど差異はなかった。 3.輻射透過性含水粒子層の赤外線乾燥を理論的に解析し、実験結果との照合により、解析法の妥当性を確認し、遠赤外線の有利さを理論的、実験的に示した。 4.同一熱流量の条件下で、焼き色、表面温度および水分蒸発量を測定し、遠赤外線セラミックスヒーターが食品加熱の有効な熱源であることを明らかにした。 5.細菌損傷の新しい評価方法により遠赤外線照射された細菌の損傷(I)と伝導加熱による細菌の損傷(II)とを比較し、(I)は熱的ストレスによることが示唆された。 6.コンダクタンス法で、約10種のセラミックス粉末に細菌増殖抑制効果を見出だした。これらのうちMgO、CaOは殺菌的に、ZnOは静菌的に作用した。 7.ラット雌雄に5週齢時からMgO添加飼料を13週間摂取させ、投与終了時の血液、血清生化学及び病理学的検査では、投与に関連した顕著な変化は認められなかった。 8.ラットの間脳視床下部スライス標本の単一ニューロンの発火活動試験から、遠赤外線照射が睡眠中枢を一時的に修飾することは考えにくい。 9.セラミックス素材を含む6種類の素材で作られた長袖シャツを着用し、体温調整機能を測定し、セラミックス素材で皮膚血流が高くなることが確認された。 10.遠赤外線セラミックスによる人体変化をサーモグラム、^<133>Xeクリアランス法で測定し、表面温度の上昇と末梢循環血流の上昇により保温効果を来すことが示唆された。
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