研究課題/領域番号 |
05303013
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
田丸 謙二 東京理科大学, 理学部, 教授 (40011415)
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研究分担者 |
竹内 敬人 東京大学, 教養学部, 教授 (80012384)
井上 祥平 東京大学, 理科工学部, 教授 (20010762)
細矢 治夫 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (10017204)
下沢 隆 埼玉大学, 理学部, 教授 (30008809)
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 化学教育 / 歴史的役割 / 現状解析 / 教育制度 / 教員養成制度 / 問題提起 / 国際的役割 / 海外向け紹介 / 初・中等教育 / 生涯教育 / 教員養成 / 初等・中等教育 |
研究概要 |
わが国の化学教育を国際的視野からまとめた小冊子“Chemical Education in Japan"が刊行されてからすでに15年が経過し、その間にわが国の化学と教育の実情も、わが国を取り巻く国際的な環境も著しく変貌した。そこでわれわれは、日本化学会化学教育振興専門委員会の支援を得て、90年代前半の化学教育の実情を解析すると共に、21世紀に向けてのわが国化学教育の課題と役割を国際的視野に立って検討した。その成果は、“Chemical Education in Japan(2nd Verion)"として冊子にまとめられたが、今回はその紹介を兼ねて成果の概要を報告する。検討成果は、次の7章および補足資料という形でまとめられている。Ch.1 Historical Background/Ch.2 Japanese Chemical Education/Ch.3 Current Status of the Individual Stages in Chemical Education/Ch.4 Teacher Training--Past and Present/Ch.5 Present State of Continuing Public Education/Ch.6 Chemical Education as Related to the Chemical Industry/Ch.7 Chemical Education in the Moving Age/Appendix (A.Statistics/B.The Course of Study/C.Facts and Figures at Schools and Universities/D.Examples of Problems on Entrance Examination/E.Further Readings/F.Equivalent Terms in English and Japanese)1章では主として明治以降の教育課程の変遷を概説し、2〜6章では化学教育の現状を教育制度、教員養成体制、生涯教育、産業界との関係などの視点から解析した。そして7章では上記の経過を踏まえ、21世紀に向けてわが国化学教育が克服すべき課題(就学者の減少、新指導要領、入試制度、大学一般教育の廃止、理科離れ、生涯教育など)と国際化の時代における役割について検討した。わが国化学教育の現状を海外に紹介する際の資料としても有用である。
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