研究課題/領域番号 |
05304016
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 雅一 東京大学, 農学部, 助教授 (10144346)
|
研究分担者 |
太田 岳史 岩手大学, 農学部, 助教授 (20152142)
小林 達明 千葉大学, 園芸学部, 助手 (40178322)
田中 隆文 名古屋大学, 農学部, 助手 (40192174)
窪田 順平 東京農工大学, 農学部, 助手 (90195503)
吉川 賢 岡山大学, 農学部, 助教授 (50166922)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1994年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
|
キーワード | 森林蒸散量 / 乱流変動法 / エネルギー収支 / 水ポテンシャル / ヒートパルス法 / 幹熱収支法 / 林内微気象 / ポロメータ法 / ポロメータ |
研究概要 |
様々な方法が提案されている微気象学的方法による蒸散量測定と植物水分に生理学的方法による蒸散測定の、同一林分での同時観測が、9大学の共同観測として行なわれた。観測地は、東京大学愛知演習林(1993年)および千葉県営林である。観測項目は、単葉単位の測定として、ポロメータを用いた蒸散と葉面気孔コンダクタンス測定、プレッシャーチャンバーによる葉の水ポテンシャル測定であり、単木単位では切り木法による樹木吸水量、吊り木法による単木蒸散量が計測された。林分蒸散量は乱流変動法によ 潜熱フラックス、顕熱フラックス計測から求められた。また、測定期間中の森林内外の微気象が、気温、湿度、日射、風速の鉛直分布として計測された。 これらの多種の観測項目が、同時に計測されたことが、本研究の第1の成果である。これらの計測結果より単木単位の蒸散量と郡落単位の蒸散量の対比等をとおした各種計測法の精度比較が第2の成果である。また、樹木蒸散のモデル化においては、土壌-樹木体-大気の水移動に関して樹体内の水ポテンシャルと貯留に着目したモデル化と、気孔開閉に着目した大気側からのモデル化の2種のモデル化が進められた。観測の対象となった樹木は、ヒノキ、コナラ、タムシバ等、針葉樹、広葉樹にまたがり、吸水-蒸散応答のパラメータ化と気孔開閉のパラメータ化が進んだ。これらの研究成果のうち明確な結論が得られたものについて、10編を越える論文として研究成果報告書にまとめられた。
|