研究課題/領域番号 |
05304035
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山田 龍作 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (90047085)
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研究分担者 |
杉町 圭蔵 九州大学, 医学部, 教授 (00038762)
高橋 元一郎 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (20115489)
宗近 宏次 昭和大学, 医学部, 教授 (00053877)
長谷川 博 茨城県立中央病院, 外科学, 院長 (80076950)
三條 健昌 東京大学, 医学部, 助教授 (90114503)
出月 康夫 東京大学, 医学部・第二外科学, 教授 (60081717)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
21,500千円 (直接経費: 21,500千円)
1994年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1993年度: 14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
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キーワード | 肝硬変 / 経皮的肝内門脈静脈短絡術 / TIPS / 肝細胞癌 / 門脈圧亢進症 / 食道・胃静脈瘤 / シャント |
研究概要 |
平成6年7月28日に平成6年度の第一回班会議を開催、研究分担者並びに研究協力者39名の出席を得た。この会議での成果は、肝癌合併肝硬変症例における門亢症に対する経皮的肝内門脈静脈短絡術(TIPS)の適応とその手技や、shuntの狭窄、閉塞に対する処置などについて討論が行われた。また、各施設でのTIPS施行例に関するアンケート調査の内容について、中間報告が行われた。 平成7年1月26日に35名出席者を得て、第二回班会議を開催し、今回の会議では各分担研究者及び研究協力者からの研究報告を得た他に班全体で得た、登録症例104例の解析が行われた。本シリーズは20%の症例で肝細胞癌が合併しており、46.6%がChild C症例で、79%に肝の萎縮があり、53.5%に腹水がみられ、62.5%に術前に硬化療法が行われた。緊急TIPS例では100%止血に成功した。血液生化学的検査では、TIPSは肝機能の悪化を殆どきたさないことが判明した。特にNH_3やBUNの著名な上昇はみられなかった。一方、本研究班の主たる目的の一つであるTIPSの適応を決定する指標を得るべく、登録症例の解析を行った。その結果、術前にTotal Bilirubin値2以上、血清Alb3.0以下、門脈圧40mmHg以上、血小板数3×10^4以下、白血球数9000以上、また、Child C症例で、腹水貯溜例も予後は不良の傾向があったが、これは肝硬変、肝不全の存在を示すもので、当然の結果でありTIPSの適応を制限するものとは言い難いと考えられた。本研究班終了後も症例の追跡を行い、今後共に、本研究の続行が確認された。
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