研究概要 |
A1.科研費データベース・システムの開発:「科学研究費補助金研究者名簿のデータ入力」(1-1)および「審査委員名簿データ入力」(1-2)として学術研究の発展過程分析システムにおいて分析対象とする研究者データ(合計約300,000件)、審査員データ(合計約7,200件)を入力して中核となるデータベースを構築した。 A2.研究発展過程・動向分析ソフトウェアの開発:「科学研究費データベース・システム開発」(2)として学術研究の発展過程分析システムにおいて分析手段とするソフトウェア・システム(合計約125,000ステップ)を開発した。このシステムが処理する帳票は合計約100種類となった。 A3.科研費データベースの構築:「学術研究動向の分析(申請)データの入力」(3)として学術研究の発展過程分析システムにおいて分析対象である申請データ(合計約153,000件)を入力して年次データベースとした。 A4.科研費データベースの分析・評価(運用):「科学研究費データベース・システムの運用サポート業務」(4)として、学術研究の発展過程分析システムのモデルを構築するために、「科研費データベース」(合計約400,000件)を運用して分析・集計処理する。複合的なプログラム運用を含み、中間結果を検証しながら処理(運用)を進めた。 B5.研究支援最適化モデルの検討:開発課題A1、A2、A3およびA4から生成した統計データを前提としてマクロな分析を試みると同時に、学術研究体制を社会文化的な考察を進めた。海外の制度および最近の研究動向などについて情報収集に努め、国際比較を目的とするパラダイムの構築のための材料を収集した。 C6.研究成果流通システムの試験開発:「研究成果流通システムの試験開発」(6)として、学術活動の発展に寄与する情報支援方法を実現・強化することを目的として、中規模大学図書館が、電子文献、電子出版などの技術を取り込むべき研究成果流通システムの大学共同体における社会的必要性、技術的可能性について探求した。 C7.研究成果データベースの構築:「研究成果データベースの構築」(7)として学術成果流通の素材となる文献資料の電子化の可能性を検討した。 A8.研究活動データベース累積システムの開発:「科学研究費データベース・システム開発(追加/変更)」(8)として、当初設計に盛り込めなかったシステム開発(約75,000ステップ)を追加した。 平成6年度作業予定:データ分析(運用)をさらに推進し、分析のための統計処理・結果表示方法などの高度化を試みる。そのため、若干のシステム改善(開発)がありうる。
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