研究課題/領域番号 |
05352006
|
研究種目 |
総合研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
永野 元彦 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (00013384)
|
研究分担者 |
寺沢 敏夫 東京大学, 理学部, 教授 (30134662)
高原 文郎 都立大学, 理学部, 教授 (20154891)
山本 嘉昭 甲南大学, 理学部, 教授 (70068112)
湯田 利典 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (60092368)
手嶋 政広 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40197778)
|
研究期間 (年度) |
1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | 宇宙線 / 活動銀河中心核 / 超新星 / 粒子加速 / 中性子星 / 近接連星系 / ガンマ線天文学 |
研究概要 |
宇宙から到来する光、電波、X線などに比し、宇宙線は天体における最も高いエネルギーの物理現象の情報をもたらす。近年天文学の進歩により、超新星、中性子星、近接連星系、活動銀河核など多くの宇宙線を加速できそうな天体候補の研究が進んでいる。対象とする活動的天体を明確にしながら、宇宙線を超高エネルギーにまで加速している活動的天体の物理現象を、γ線、ニュートリノ、中性子など天体から直進してくる中性粒子や、宇宙線に含まれる各種原子核により研究することが重要である。 本研究では、γ線、ニュートリノ、中性子、各種原子核それぞれの観測計画につき検討を深めると同時に、重点領域研究として、これらの計画を総合的に発展させることを目的とした準備を行い、計画研究A「7素子宇宙線望遠鏡による宇宙物理」、計画研究B「大口径望遠鏡によるガンマ線天文学」を中心とした計画をまとめ、重点領域「超高エネルギー天体物理」の申請準備をおこなった。 平成5年9月27〜30日に東京大学宇宙線研究所で4日間の国際ワークショップ「Tokyo Workshop on Techniques for the Study of Extremely High Energy Cosmic Rays」を開催した。参加者は日本以外は米国、ポーランド、ロシア、オーストラリア、中国等からの17名を含め、67名であった。このワークショップでは、宇宙線望遠鏡設計の技術的諸問題、各種シミュレーション、解析プログラムの検討をおこない、その成果はプロシーディングとして2月に発刊した。また平成6年1月6〜7日には研究会「超高エネルギー天文学」を開催した。この研究会では、広い範囲の波長での天文学につき100名以上の参加者を得て活発な討論がなされた。これらの研究会の結果は、重点領域研究課題立案に反映された。
|