研究課題/領域番号 |
05352020
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
対馬 国郎 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (50217296)
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研究分担者 |
新庄 輝也 京都大学, 化学研究所, 教授 (70027043)
藤森 啓安 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (60005866)
中村 慶久 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (50006235)
佐藤 勝昭 東京農工大学, 工学部, 教授 (50170733)
浅野 攝郎 東京大学, 教養学部, 教授 (80013499)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1993年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 超格子 / 磁性 / 磁気光学効果 / 表面・界面 / 電流磁気効果 / 微粒子 / メモリ |
研究概要 |
1987年から学術振興会147委員会主催で行なわれている"垂直磁気記録国際会議"、日本応用磁気学会主催による"磁気光学国際会議",1991年に日本応用磁気学会の主催で開始された"光磁気記録国際会議"、および文部省科学研究費重点領域研究"金属人工格子"(H2-4年度)の分野の研究者を中心に電子物性、磁性、光物性、金属、磁性材料、磁気記録などの分野の研究者22名が協力して平成5年度総合研究B「ナノスピニクスの科学」を組織し、"スピニクス"の学問分野の確立と発展のための方策と協力方法を検討し、重点領域研究でのテーマ設定を精力的に行なった。 具体的には、シンポジウム形式の研究討論会と研究打ち合せ会を開催し、調査を有効に進めてきた。第1回の研究会は平成5年9月に開催され、本重点領域研究申請の必然性と研究目的の明確化が、各研究者の研究実績と専門分野、海外の動向と我が国の現状との対比、さらに将来展望に基づき検討・討議された。平成6年1月に開催された研究会では、重点領域研究"金属人工格子"の主要なメンバーも参加し、約100名の研究者が「ナノスピニクスの科学」への発展にむけて活発な質疑・討論を行った。 その結果、重点領域研究「ナノスピニクスの科学」として、「Aナノスピニクスの基礎」、「Bナノスピンの創製」、「Cフォトスピニクスへの展開」、「Dナノスピンメモリへの展開」の4主要研究項目を設定した。基礎班Aは主として理論面を担当し、表面・界面のスピン構造とスピンの注入・輸送の基礎を与える。創製班Bは基礎班の提案に基づき、0、1、2、3次元的ナノスピン構造を創製し、諸物性を評価する。フォトスピニクス班Cとナノスピンメモリ班Dは基礎班と創製班の成果に基づいて新しい分野を開拓する。全体を見渡して各班の情報交流と連携を強め、研究計画を効率的に推進し、研究成果を批判・評価するための総括班を設けて、平成7年度発足重点領域研究「ナノスピニクスの科学」を申請した。
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