研究課題/領域番号 |
05353004
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
複合材料・物性
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平井 敏雄 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50005865)
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研究分担者 |
井上 明久 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10108566)
谷 順二 東北大学, 流体力学研究所, 教授 (30006192)
高橋 秀明 東北大学, 工学部, 教授 (10005267)
遠藤 忠 東北大学, 工学部, 教授 (30176797)
渡辺 龍三 東北大学, 工学部, 教授 (20005341)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 傾斜機能材料 / 傾斜機能の発現 / 機械的傾斜機能材 / 熱的傾斜機能材料 / 傾斜組織 / 天然傾斜機能材料 / 光学的傾斜機能材料 / 電気的・磁気的傾斜機能材料 |
研究概要 |
傾斜機能材料に関しては、日本における研究が一番進んでいる。それを反映し本研究グループ内での研究、討論ならびに調査は活発になされ、総研(B)の目的が達成された。また、この総合研究(B)は、次の重点申請を目的とした調査・研究であるが、重点研究でも充分な研究成果が得られるとの判断で班員の認識が一致した。この研究は6つのグループに分けられている。天然傾斜機能材料の班においては、生物界における種々の組織傾斜化による傾斜機能の発現機構の解明が進んでいることが報告され、これを基にした人口材料への応用が開始されている。機械的傾斜機能材料では、傾斜機能材料の製造方法を開発し、作製された材料について機械的性質の評価法と、残留応力の機械的性質におよぼす影響の基礎と応用の面からの検討がなされた。熱的傾斜機能材料については、その熱的安定性、熱流速の評価法の開発、ならびに、熱電特性を持った材料の高効率化を目的とする傾斜化の理論と、実現の可能性について研究、検討した結果が発表された。電気的・磁気的傾斜機能材料では、組織を傾斜し単結晶の作製の困難な光学材料のヘテロエピタキシャル成長と、垂直磁気記録媒体の傾斜組織による高機能化について成果が得られた。光学的傾斜機能材料では、高分子の界面ゲル重合法により傾斜組織の光ファイバーの合成をし、石英光ファイバーに代わる重金属フッ化物光ファイバーの基礎実験を行い、実用化の可能性を検討した。化学的傾斜機能材料では、主に生体材料、すなわち人工骨の製造とその人体での生体とのなじみがに関する研究が展開された。
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