研究課題/領域番号 |
05353015
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物有機科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
安元 健 東北大学, 農学部, 教授 (20011885)
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研究分担者 |
平間 正博 東北大学, 理学部, 教授 (30165203)
北川 勲 大阪大学, 薬学部, 教授 (20028830)
中村 英士 北海道大学, 理学部, 助教授 (90217878)
楠見 武徳 徳島大学, 薬学部, 教授 (70015882)
橘 和夫 東京大学, 理学部, 教授 (70142081)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 海洋天然物化学 / 水圏生態系 / アレロケミックス |
研究概要 |
企画調査活動として3回の研究連絡会議(平成5年9月松島、平成6年1月東京2回)を開いた。また、第1回連絡会議で公開シンポジウム「超活性海洋天然物の有機化学」の概要を決定し、平成6年1月に東京で開催した。分担研究者6名、招待者4名による講演をおこない、100名を越える聴衆が参加した。 研究連絡会議では主として今後の海洋天然物化学研究の方向について議論を深めたが、理学、農学、薬学の分野を越えた研究者群による集中的研究の必要性と生物学者との緊密な情報交換と提携の必要性が確認された。また、研究テーマとしては、これまで生物学者を中心として現象面の解析と把握が進められてきた水圏の生態学を選んだ。現在の天然物化学はすでに超微量、高活性の他感作用物質等を分子レベルで捉え、有機化学的手法を用いて動態解析を行う段階に達している。水圏生態系形成過程の化学的解明が、今後の波及効果を含めて最も挑戦的分野であるとの結論に達した。この間の討議は平成7年度重点領域研究「水圏アレロケミックス-化学物質を基盤とした水圏複合生物系の解明」の申請(代表者:徳島大学薬学部・楠見武徳)として結実した。 さらに、研究班内の共同研究、情報交換による具体的成果は枚挙に暇はないが、楠見の開発した新しい核磁気共鳴技法が多くの班員によって利用され、複雑な海洋天然物の立体配座決定に貢献しつつある点等が特筆される。
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