研究課題/領域番号 |
05354007
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹田 美文 京都大学, 医学部, 教授 (30029772)
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研究分担者 |
寺脇 良郎 信州大学, 医学部, 教授 (10014333)
浜田 茂幸 大阪大学, 歯学部, 教授 (60028777)
吉川 昌之介 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80012714)
下西 康嗣 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (00029951)
森 良一 九州大学, 医学部, 教授 (50038692)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1993年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 生体細胞情報 / モジュレイション / 細菌毒素 / コレラ毒素 / Vero毒素 |
研究概要 |
生体細胞が正常に機能するためには、細胞膜を介しての種々の情報が正常にしかも合目的的に伝達されるメカニズムが働いている。このメカニズムに影響を与え、情報の伝達機能を阻害あるいは亢進し、細胞機能の異常化を起こす要因としては、生体が産生するホルモン等数多くの物質が報告されているが、なかでも微生物由来物質は、情報伝達のモジュレイションによる細胞機能の異常化ひいては疾病との関わりにおいて極めて重要である。本研究では、主として細菌が産生する毒素、すなわちコレラ毒素、赤痢毒素、大腸菌毒素、ジフテリア毒素、百日咳毒素、ボツリヌス毒素を対象として、細胞情報のモジュレイションの機構について研究した。 それぞれの毒素について、研究班員それぞれが、相当の研究成果を挙げたが、研究代表者の成果としては、腸管出血性大腸菌の産生するVero毒素が持つ酵素活性、すなわちRNA-Nグリコシダーゼ活性が、Vero毒素の生物活性に直接関わっていることを、酵素の活性中心のアミノ酸を部位特異変異法によって変換することによって証明したことを挙げることができる。この成果は、調製した無毒変異毒素を、Vero毒素が原因の疾病を予防するトキソイドワクチンとして使用できることをも示唆し、免疫機構による情報伝達のモジュレイション研究への展開をも示唆した。
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