研究課題/領域番号 |
05354018
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
新井 賢一 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00012782)
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研究分担者 |
横田 崇 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (50134622)
岡山 博人 東京大学, 医学部(医), 教授 (40111950)
宮坂 昌之 東京都臨床医学総合研究所, 部長 (50064613)
平野 俊夫 大阪大学, 医学部, 教授 (40136718)
菅村 和夫 東北大学, 医学部, 教授 (20117360)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | サイトカイン / 細胞内シグナル伝達 / 細胞接着分子 / 生理活性分子 / 細胞機能発現 / 脂質メディエーター / GTP結合蛋白質 / レセプター |
研究概要 |
平成5年9月6日東京大学医科学研究所会議室において各班員を集め第1回班会議を行った。サイトカインと増殖因子および細胞接着分子に関する知見を総合し、リガンドとの相互作用に基ずく細胞膜分子と細胞内シグナル伝達系の接続の機構について討論した。平成6年1月18日に第2回班会議を開き、その結果、ある特定の生体応答の際にどのようなメデイエーターあるいはエフェクターが関与するかを明らかにし、それら生理活性物質の機能発現がどういったシグナル伝達機構によっているのかを統一的に理解することを目的とした重点領域研究申請を行うことが確認された。細胞接着分子、脂質メデイエーター、サイトカイン受容体とその細胞内シグナル伝達因子について以下の課題が取り上げられた。(1)細胞接着分子のカスケード経路をそのエフェクター、特に脂質メデイエーターとサイトカインによる効果との関連で明らかにする。(2)細胞接着分子カスケードの機構とそのカスケードをもたらすシグナル伝達系成分との相互作用について解析し、さらにサイトカインやエフェクターによる接着分子カスケードの機構を明らかにする。(3)細胞接着分子と細胞内シグナル伝達系の成分との相互作用について解析し、脂質メデイエーターやサイトカイン受容体との関係を明らかにする。(4)脂質メデイエーターやサイトカイン受容体の構成とそれに連結する細胞内シグナル伝達系の成分とその構成原理を明らかにする。(5)脂質メデイエーター受容体とサイトカイン受容体を介する細胞内シグナル伝達系に対する相互関係を明らかにする。(5)脂質メデイエーターやサイトカインによる細胞接着分子から初期応答遺伝子をはじめ特定の遺伝子発現あるいはDNA合成に至るシグナル伝達経路を解析する。そのために受容体と最終標的である転写や複製の制御因子を連結するチロシンキナーゼ、GTP結合蛋白質、プロテインキナーゼなどのエフェクター、トランスデューサーやアダプターとその構成成分を明らかにする。
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