研究課題/領域番号 |
05401004
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
中瀬 惇 京都府立大学, 文学部, 教授 (50099503)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 発達診断 / 発達検査 / O歳児 / 未熟児(早期出生児) / 新生児 / 発達相談 / 新版K式発達検査 / 追跡検査 / 未熟児新生児 / 早期診断 |
研究概要 |
4年間の研究計画の内2年間の補助金を受けたので、研究はまだ継続中の部分もあり、分析に取りかかったばかりでまだ不十分な点も多い。今後、学会・雑誌・単行本等で発表を予定している。 今回の報告書で明らかにしたことは、まず、京都市児童院の歴史とその背景を明らかにして、発達検査が作成されて来た過程を明らかにし、その上で新版K式発達検査が成立した経過と、その中で中・検査内容の変遷過程を明らかにし、その上で新版K式発達検査が成立した経過と、その中での、検査内容の変換過程を明らかにした。その上で、新版K発達検査に残されている主要なる課題の内、O歳児の追跡検査については、資料がまとまり、資料8としてその概要まとめてある。発達検査に現れる子どもの発達の見かけ上の変動について注意すべき事実が見つかっている。 今回の研究テーマの主要な目的である未熟児新生児については、研究開始後いまだ2年間であり、2歳にしかなっていない。小児医学の一般的見解では、3歳から6歳の間で、早期産児と満期産児の差がなくなるとの事なので一応の結果を得るにも、最低3年間の追跡が必要であると考えている。今回の報告書では、現状を中間報告としてまとめてある。以上の条件により、結論とは言えないが、各種の分析を通して、未熟児新生児の結果を表示する方法についていくつかの示唆を得ることが出来た。今後、その方向にそってデータをまとめるべく準備中である。 発達担設については、まだまとめるにいたっていないが、早期から未熟児も追跡検査していると、期せずして、障害児の超早期追跡検査が出来たことになる。できれば、就学時まで追跡することによって、早期発見、早期指導のあり方について、まとめた結果を出す予定である。 当初予定した内容の内、映像については、基礎資料を収集したものの、パソコンの発展が不十分で、現状では資料の分析にまでは、手が届かなかった。今後の課題として残しておきたい。
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