研究課題/領域番号 |
05401006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
下田平 裕身 (1995-1996) 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20086979)
一番ケ瀬 康子 (一番ヶ瀬 康子) (1993-1994) 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20060600)
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研究分担者 |
和崎 春日 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (40230940)
山本 鎭雄 (山本 鎮雄) 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (40084123)
馬場 哲雄 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (00120775)
新保 満 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (60235778)
大友 篤 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (70114155)
一番ヶ瀬 康子 東洋大学, 社会学部, 教授 (20060600)
下田平 裕身 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20086979)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1993年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 女性 / 女性の地位 / 女性の役割 / 現代社会 / 現在社会 |
研究概要 |
1970年代以降の激しい社会変動のなかで、政治、経済、社会の各領域における女性の参加の大幅な拡大が目立っている。しかし、女性の権利と地位の実態は、なお、男性と同等というには、ほど遠いと言わざるをえない。女性たちは、こうした社会的に不利な条件のなかで、活動を拡大している。彼女たちは、男性とは異なる感性、発想から、これまでの男性を中心としてきた活動に関わろうとしており、そのことは、従来の日本における男性中心の社会的な制度、慣行を変革していく意味をはらんでいる。本研究は、このような問題意識を基礎にすえて、女性の社会参加の実態とそこにおける女性の地位と権利の状況を探り、女性が社会において果たしていく役割を考えようと意図した。 研究組織は、日本女子大学人間社会学部現代社会学科所属の異なる研究領域と研究手法を持つ研究者によって構成されており、女性の社会参加の実態に対して、多彩な学際的な視点から、統合的、多角的に接近したことが本研究の特色となっている。研究成果として、ジェンダー論、歴史学、人口学、文化人類学などの各領域からの多角的な接近によって、女性の地位と役割について、さまざまな新しい知見を付け加えることができた。また、女性参加のフィールドに即した実証的な研究も試み、女性の権利と参加についての意義と問題点を提起することができた。 本研究の成果は、意図した目的に鑑みると、なお基礎的な段階の研究を行いえたにすぎない。また、さまざまな研究領域からの研究成果を学際的に総合する段階には至っていない。しかしながら、この研究成果を踏まえ、改めて、研究の次の段階に発展させることができる基礎を据えることができたと確信している。
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