研究課題/領域番号 |
05401020
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
南 亮進 一橋大学, 経済研究所, 教授 (80017657)
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研究分担者 |
松田 芳郎 一橋大学経済研究所, 教授 (30002976)
斎藤 修 (斉藤 修) 一橋大学経済研究所, 教授 (40051867)
寺西 重郎 一橋大学経済研究所, 教授 (70017664)
清川 雪彦 一橋大学経済研究所, 教授 (60017663)
尾高 煌之助 一橋大学経済研究所, 教授 (90017658)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 日本の経済発展 / 経済民主化 / 農村経済 / 開発主義 / 所得分布 / デモクラシー / 政治経済 / 大正デモクラシー / 戸数割 / 高度成長 |
研究概要 |
我々は、大正期から昭和初期にかけての日本の農村の経済構造と農家経営との実態、農村・都市間の所得格差、農村・都市それぞれにおける所得分布の動態などをミクロ経済学的かつ原データに則して吟味し、大正デモクラシーの農村経済的基盤と限界とを具体的に明らかにすることに努めた。メンバー以外の研究者にも報告・討論を依頼し、最初のワークショップを平成6年2月12日に開催した。それは参加者が50名を越える盛況なもので、(1)農民の生活水準・所得分布(2)大正期の農工間資金移動の分析(3)農地改革と高度成長という3つの基本テーマについって活発な議論が行われた。平成7年7月18日には2回目のワークショップを開催し、(1)戦間期の地方財政(2)都市化と農村(3)戦前の農村における人口問題という3つの基本テーマをめぐって活発な議論が展開された。 さらに、所得分布の時系列的変動、産業別就業状態の変化と労働力構成の変化、農業生産力の動態と余剰の変遷分析、農村協同組合ならびに戦時諸制度の経済効果などについて、研究を進め相互の理解を深めた。研究代表者の南亮進はその成果を『日本の経済発展と所得分布』として上梓し、メンバーの清川雪彦は『日本の経済発展と技術普及』を上梓し諸学会から高い評価を得た。最終年度は力点をやや政治学・政治史に移しその分野の研究者を招いて6月8日に3回目ワークショップを行った。その結果をふまえ、さらに4年間全体の研究成果を基礎にして、南亮進・中村政則編で『デモクラシーの崩壊と再生:学際的接近』(日本経済評論社)という書物を本年度中に刊行する予定である。
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