研究課題/領域番号 |
05404019
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
真崎 知生 (1995) 京都大学, 医学部, 教授
眞崎 知生 (1993-1994) 京都大学, 医学部, 教授 (60009991)
|
研究分担者 |
二宮 治明 京都大学, 医学部, 助手 (80212124)
沢村 達也 京都大学, 医学部, 助手 (30243033)
三輪 聡一 京都大学, 医学部, 助教授 (40157706)
越村 邦夫 京都大学, 医学部, 助手 (90192575)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
27,700千円 (直接経費: 27,700千円)
1995年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1994年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1993年度: 16,900千円 (直接経費: 16,900千円)
|
キーワード | エンドセリン / エンドセリン受容体 / カルシウムチャネル / 非選択的カチオンチャネル / G蛋白質 / カルシウム / カルシウムインフラックス / メフェナム酸 / カルシウム拮抗薬 / 一酸化窒素 |
研究概要 |
エンドセリン(ET)による血管平滑筋収縮の機構については、かなり以前にホスホリパーゼCの活性化によるイノシトールトリスリン酸産生増加によるカルシウムイオン放出と、電位依存性カルシウムチャネルの活性化による外液カルシウムイオン流入が重要であることを指摘した。しかしこれらの系はいずれもET濃度が高い時におこる現象であり生理的なET濃度ではおこりにくいことがわかった。さらに生理的なET濃度では非選択的カチオンチャネルが活性化されこれを通ってカルシウムイオンの流入がおこることがわかった。これがET誘発血管収縮の重要な機構と考えられる。本年度はこのチャネルのcDNAクローニングを試み、いくつかのクローンの採取した。現在そのクローンを検討中である。さらに本年度はエンドセリン受容体の構造とそれにカップルするG蛋白質の検討を行った。その結果GαsはET_Aの第二細胞内ループに、GαiはET_Bの第三細胞内ループに、またGαqは両ET受容体のC末端部に結合することがわかった。それぞれのG蛋白質は異なった構造に結合することがわかった。しかし、それぞれのG蛋白質のcDNAをCOS細胞にトランスフェクトさせ、細胞内のG蛋白質レベルを上昇させるとGαsもET_Bに、GαiもET_Aにカップルすることがわかった。これらの事実はET受容体のサブタイプのはGαs,GαiそれぞれのG蛋白質に対する親和性の差で説明出来ると思われる。
|