研究課題/領域番号 |
05404045
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
阿岸 鉄三 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70090660)
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研究分担者 |
村上 徹 東京女子医科大学, 医学部, 助手
新開 真人 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10216210)
船越 陽一 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20238653)
藤田 省吾 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70209055)
早坂 勇太郎 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30120033)
石田 英樹 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (60246543)
君川 正昭 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70204964)
小山 一郎 東京女子医科大学, 医学部, 助手
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
1995年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1994年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1993年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 異種心移植 / 自然抗体 / 血漿交換 / 免疫吸着 / 異種血球ポリクローナル抗体 / 抗イディオタイプ抗体 / 拒絶反応 / 異種移植 / 異種ポリクロナール抗体 / 異種自然抗体 / 血清補体価 / 二重濾過血漿交換 / 体外臓器灌流 / リンパ球毒性抗体 / 赤血球凝集抗体 |
研究概要 |
平成5年度は、ブターイヌ大動物モデルを用いて、血漿交換と免疫吸着によって異種自然抗体(XNA)の除去を試みた。その結果、異種移植心は最高で10時間生着した(コントロールは5〜15分)。 平成6年度は、XNAに拮抗すると考えられる異種血球ポリクロナール抗体(PAb)をウサギで作製した。モルモット-ラット小動物モデルを用いて、PAbを異種心移植直前にレシピエントに投与したところ、著明な生着延長効果が認められた。生着時間は最高で7時間に達し(コントロールは6〜15分)、PAb投与量と生着時間の間には強い相関関係(r>0.9)が見られた。 平成7年度は、ラットをモルモット血球で感作し、抗イディオタイプ抗体ができた時点で異種心移植を施行したところ、著明な生着延長効果を認めた(最高で4時間)。 以上より、異種心移植における拒絶反応は、XNAを除去すること(平成5年)、XNAと異種抗原の反応をPAbでブロックすること(平成6年)、XNAを抗イディオタイプ抗体で不活性化すること(平成7年)などの手段によって長時間抑制できることが実証された。また、異種拒絶反応のinitiationにはXNAが強く関与していることが明らかとなった。
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