研究課題/領域番号 |
05404056
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武谷 雄二 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (10114539)
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研究分担者 |
藤原 敏博 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80219063)
矢野 哲 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (50182390)
堤 治 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (60134574)
林 直樹 東京大学, 医学部(病), 助手 (60211489)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
26,700千円 (直接経費: 26,700千円)
1996年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1995年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1994年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1993年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
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キーワード | embryo / glucose / GLUT / activin / cryopersevation / epidermal growth factor / trophoblast / epidermal growth facter / 卵 / 初期胚 / グルコース / 子宮内膜 / 糖輸送担体 / 増殖因子 / cocyte / glucoce transporter / hexokinase / oocyte |
研究概要 |
初期胚自身の内分泌代謝活動を研究するため非代謝性のグルコースを用い、1個の初期胚のグルコース取り込み能の発達機構を解明した。微量ウェスタンブロット法、定量的RT-PCR法、酵素的サイクリング法などの方法を用いた研究では、初期胚は発育するにつれて糖取り込み能が増加し、その背景には初期胚の発育に伴う糖輸送担体GLUTの発現増加および解糖系酵素であるhexokinase活性上昇があることを明らかにした。 また生体内における初期胚の成熟分化機構を明らかにするため、体外培養した初期胚の特性やその際に培養液に加えた増殖因子などの影響を検討した。体外培養によって発育した初期胚はグルコース取り込み能発達が遅延し、これはGLUTの発現の障害によるものであり、これらの胚は体内で発育した胚に比べ着床能が低いという結果を得た。そこで、各種環境因子や生理活性物質の検定を行ったところ増殖因子であるepidermal growth factorがGLUTの発現を促進し、グルコース取り込みを促進し着床能も増加させる生理活性物質のひとつであることが明らかになった。また、凍結融解が初期胚の成熟分化にもたらす作用に関する研究において、凍結融解はグルコース取り込み機構の発達経過を一部障害し、このことが初期胚の発育生存能を減じている要因となっていることを示唆する所見を得た。 さらに、不死化ヒト子宮内膜細胞株を樹立し、その増殖、分化に対するエストロゲン、プロゲステロンの作用を検討したところ、エストロゲンにより増殖とEGFの発現が誘導されることが確認された。本細胞と卵との共培養系により、受精から着床に至る初期胚発生における卵と母体の相互作用を解析するin vitroのモデル構築の基礎が確立した。
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