研究課題/領域番号 |
05404090
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
清水 慶彦 京都大学, 生体医療工学研究センター, 教授 (00027111)
|
研究分担者 |
人見 滋樹 京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (80173186)
中村 達雄 (中村 達夫) 京都大学, 生体医療工学研究センター, 助教授 (70227908)
筏 義人 京都大学, 生体医療工学研究センター, 教授 (00025909)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
18,700千円 (直接経費: 18,700千円)
1994年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
1993年度: 10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
|
キーワード | コラーゲン / 止血剤 / 羊膜 / ポリ乳酸 / 人工心膜 / 人工神経 / 癒着防止 / 胸廓プレート / 胸廊プレート / 生体内吸収性材料 / ポリグリコール酸 / 再建外科 / 組織再生 / ヒト羊膜 / 人工臓器 |
研究概要 |
生体内吸収性医用材料に関する基礎的研究として吸収性材料のコラーゲンを中心として研究を進め今年度は下記の如き成果をあげた。 1.アルカリ可溶化コラーゲンを新しく我々が開発した方法で綿状の止血剤とすることに成功し、この止血能を動物実験で評価した。止血材としての臨床応用が可能であると判断された。 2.生体内吸収性のゼラチン系接着剤を開発し、その止血能をイヌの脾臓に作成した出血モデルにおいて評価した。凝固時間が従来の外科接着剤より使いやすく、組成反応も良好であった。 3.ヒト由来羊膜とPolyglicolic acid複合膜より人工心膜を作成してその組織反応と癒着防止材として効果をイヌ心膜補填で試行評価した。また、創傷被覆剤、縫合補強材として評価を行った。 4.生体内分解性の細チューブを人工神経として評価し、ネコの座骨神経欠損モデルで世界最長の25mmの再生に成功した。再生は形態のみにとどまらず電気生理学的機能再生も確かめられた。 これらの結果は第32回日本人工臓器学会において発表した。 ポリラクタイド製の生体内分解性胸廓プレートの臨床応用も引続き行い、この結果はJ.Thorac.Cardiov.Surg.に報告した。
|