研究課題/領域番号 |
05451009
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
倫理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
濱井 修 東京大学, 文学部, 教授 (00012360)
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研究分担者 |
湯浅 弘 東京大学, 文学部, 助手 (10230608)
関根 清三 東京大学, 文学部, 教授 (90179341)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | ニーチェ / フロイト / ウェーバー / 超越 / 象徴 / 知恵 / ハーマン / 旧約 / 新約 / 聖書 / 神義論 / バテシェバ事件 / カント / ライプニッツ |
研究概要 |
本年度の研究課題は、 (1)ウェーバーの宗教社会学、ニーチェやフロイトの宗教批判などを手がかりとして、キリスト教倫理を他の宗教倫理と比較し、あるいはキリスト教倫理を相対化する視点から、キリスト教倫理における悪の観念に考察を加えること。 (2)キリスト教倫理における悪の観念に関する倫理思想史的な研究を相互に比較討究することを通じて、現代におけるキリスト教倫理の可能性と射程とを明らかにし得るような視点を確立すること。 以上二点であったが、具体的な研究実績は以下の通りである。 (1)研究分担者の関根は、一方でキリスト教批判の研究を進めながらも、他方、旧約学を中心としたキリスト教的伝統に関する研究をも継続し、両者の研究から現代におけるキリスト教倫理の可能性に関する考察を深めた。具体的には、「超越」と「象徴」、「知恵」と「悪」や「良心」といった観念をめぐって研究成果を挙げた。 (2)研究分担者の湯浅は、ニーチェにおける「ディオニュソス的なもの」、「良心」「悪」といった概念の分析を通じてニーチェのキリスト教批判の論拠、背景に関する研究を深めた。 (3)その他、数人の研究協力者は、ハーマン、ウェーバー等に関する研究を進めたが、その成果は研究成果報告書に収めた。
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