研究課題/領域番号 |
05451017
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山中 康裕 京都大学, 教育学部, 教授 (30080162)
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研究分担者 |
名取 琢自 京都大学, 教育学部, 助手 (10252412)
皇 紀夫 京都大学, 教育学部, 教授 (40077392)
岡田 康伸 京都大学, 教育学部, 助教授 (90068768)
斎藤 久美子 京都大学, 教育学部, 教授 (70046457)
三好 暁光 京都大学, 教育学部, 教授 (50026994)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 精神科臨床 / 心理臨床 / 診断体系 / 連携 / 自我の強さ / 病状と状態像 / 治療者選択 / 教育現場 |
研究概要 |
精神科臨床と臨床心理臨床はその対象によっては同一対象を共有することがあり、その際には適切な連携が必要となることが多い.その際両者の方法論的な差異や診断体系の差が対象に対して少なからざる影響を与えることがあるため、その連携のあり方や紹介のしかたなどに工夫が必要となる.今回本研究が目的としたのはこれらの点であり、おおむね次のようなことが明らかとなった。 1)精神科臨床で用いている診断体系は精神病範畴において詳細を極めるにもかかわらず、ちょうど心理臨床が対象とする児童生徒のさまざまな問題や青年あるいは成人に関してもスペクトルが広く適切な対象記載が豊言であるとはいえない今后の研究がまたれるところである 2)単に病状記載や状態像記載にとどまらず、自然状態や防衛の強さ対象をつつむ家庭や社会の状況の把握が適切になされねばならない 3)リファーの仕方や治療者選択の方法に工夫が必要である 4)教育現場や他のケアシステムとの連携も必要であり、濃密なネットワークが必要である、一方、クライエントの元体性を重視する必要がある
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