研究課題/領域番号 |
05451019
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
茨木 俊夫 埼玉大学, 教育学部, 教授 (50015442)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | 登校拒否 / 登校拒否回復訓練 / ロールアサーショントレーニング / ロール・アサーション・トレーニング |
研究概要 |
本研究の目的は、登校拒否症状を回復させるための教師および親のスキル訓練法を開発することにある。訓練法は茨木の開発した人間関係開発技法(Role Assertion Training)を基本としている。平成5年度は登校拒否に対応する「基本マニュアル」を作成した。平成6年度には学校における教師の対応技法、および家庭における親の対応技法を評価する方法を工夫した。 本年度は、カウンセリングなどについて全く知識のない親にも分かりやすい形で指導できる方法を工夫することが大きなねらいであった。 そのため、実際に登校拒否の子どもを持つ親のグループにRole Assertion Trainingを実施し、より適切な訓練法を工夫した。訓練セッションを合計10回行い、毎回いくつかの指標によって経過を評価した。このグループは「学校へ行っていない子どもを持つ親の学級」と命名され、埼玉大学教育文化講座として実施された。 その結果、カウンセリングなどについて全く知識のない親でも、グループ・ワークでRole Assertion Trainingを実施することにより、より適切なかかわりを子どもとの間で経験できるようになることがわかった。 こうした実践の経過を報告書「不登校児童生徒を持つ親のための学級の実践」としてまとめた。
|