研究課題/領域番号 |
05451020
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
安香 宏 千葉大学, 教育学部, 教授 (70125897)
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研究分担者 |
保坂 亨 千葉大学, 教育学部, 助教授 (30173579)
中澤 潤 千葉大学, 教育学部, 助教授 (40127676)
明石 要一 千葉大学, 教育学部, 教授 (70110278)
三浦 香苗 千葉大学, 教育学部, 教授 (20012560)
広橋 義敬 千葉大学, 教育学部, 教授 (80092089)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 無気力感尺度 / 無気力感の構造 / 学校生活・学業と無気力感 / 進路選択と無気力感 / 不登校児の類型化 / 非行青少年の無気力感 / フリータ- / 児童の無気力感 / 青年の無気力感 / 無気力尺度 / 不登校 / 非行青少年 / 無気力 / 尺度構成 |
研究概要 |
本研究は、小学生から大学生までのさまざまな年齢段階の、諸種の領域にわたるの、無気力の徴標・構造等を測定する枠組を構成すること、経過分析と介入方策樹立を可能にする無気力類型ないしはパラダイムの構築を試みること、若干の対象者の追跡調査により無気力予防・克服のための健全育成方策および教育・臨床的介入手段を発見することを目指して、実施された。 研究は、初年度の児童・生徒向け無気力尺度の構成に関しては、研究員全員の集団的討論によって進められたが、尺度作成後は、当初の目標達成を目指して5つの班に分かれて作業を実施した。 (1)小・中学生班では、予備調査の結果に基づく無気力尺度の修正版と彼らの生活・学業などの質問紙を、3000名を越える被験者に実施した分析結果を論文としてまとめた。 (2)高校・大学生班では、中学生向け無気力尺度の改訂版を普通科・職業科高校生徒と大学生に実施し、彼らの無気力感の差異とその要因の分析を行った。 (3)不登校班では、事例の縦断的資料の入手により、不登校の類型化と彼らの特徴の分析を行った。 (4)非行青少年班では、少年鑑別所に入所した青年に無気力感尺度と幾つかの意識特性、経歴等を入手し、それらの関連についての分析を行った。 (5)定職を持たない若者の意識と行動を研究対象とするフリータ-班では、彼らの意識と行動が高校生や大学生といかに異なるかを現在解明中である。 以上の班別作業の結果を統合し、現代青少年の無気力の構造とそれへの有効な介入の仕方について、現在討議を行っている。
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