研究課題/領域番号 |
05451023
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 川村学園女子大学 |
研究代表者 |
島田 一男 川村学園女子大学, 文学部, 教授 (10054545)
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研究分担者 |
中里 至正 東洋大学, 文学部, 教授 (30058036)
松井 洋 川村学園女子大学, 文学部, 助教授 (00095465)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 非行的態度 / 国際比較研究 / 愛他性 / 道徳性 / 非行許容性 / 青少年 / 国際比較 / 道徳意識 / 親子関係 |
研究概要 |
1.研究目的:青少年の非行的態度を規定する要因について国際比較研究を行ない、国や文化によって共通する規定因、異なる規定因について比較検討を行う。 2.研究方法:日本、米国、中国、韓国、トルコの5か国の中学・高校生を対象に調査を行った。 (1)調査対象者:5か国の中学生、高校生合計5134名。 (2)調査内容:非行的態度として、非行許容性、道徳意識、愛他性について、規定因として、性格要因が問題性格、共感性、問題行動、価値観等、環境要因が学校環境、親子関係、社会環境、対人関係など、合計117項目の質問紙を作成し実施した。 3.結果:調査結果について因子分析をおこない、得られた因子をもとに、非行的態度の各因子を独立変数とし、性格要因と環境要因の因子を説明変数としてX^2検定を行い、下記の結果を得た。 (1)調査票の構造:調査票全項目と非行的態度、性格要因、環境要因別に因子分析を行ったところ、調査票作成に当たって意図した調査の構造が支持された。また、非行的態度が非行許容性、道徳意識、愛他性に分かれており、その各々が独立した因子であることが確認された。さらに、非行許容性は重度の非行と軽度の非行に対する許容性はかなり独立した因子と考えても良いことが示唆された。 (2)非行的態度の規定因の国際比較:愛他性、道徳意識、非行許容性などの非行的態度を構成する因子によって関係のある性格、環境要因が異なること、すなわち、その規定因が異なることが示唆された。この既定因は国の間で共通するものとしないものがある、すなわち、非行的態度の規定因には文化差があることがわかった。
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