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生涯発達の視点から見た「学び」の多様性と個性化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05451027
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関立命館大学

研究代表者

高木 和子  立命館大学, 文学部, 教授 (90091834)

研究分担者 土田 宣明  立命館大学, 文学部, 助手 (40217328)
守屋 慶子  立命館大学, 文学部, 教授 (50066601)
加藤 直樹  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70024990)
八木 保樹  立命館大学, 文学部, 助教授 (20210221)
荒木 穂積  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00123480)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード生涯発達 / 行動統制 / 外的枠組みへの対処 / 課題達成と学びの自発性 / 自己直視性 / 死の脅威 / 対人葛藤対処様式 / 価値観と個性
研究概要

本研究は,生涯発達の視点からみた「個性化」を,どのような側面から取り出すことができるのかという問題を,個人が生きている社会の要請に由来する知識の習得を「外的枠組みへの対処」ととらえ,人間本来の「自発性にもとづく学び」と対比させることから明らかにしようとして計画された.
幼児期を対象とした第一部門では,京都市内の保育園の全面的な協力をえて,日常の遊びの観察,保母による行動の評定,課題場面での行動統制の発達や,文字や概念などの文化的知識の取入れにおける個人差に関するデータが収集された.2歳から6歳児,約150名分のデータの基礎的な分析が進行中である.その一部が立命館教育科学研究に発表される(1994年3月)予定である.
学童期,青年期を対象にした第二部門では,自尊心と自己直視性を中心概念として,老年期までを見通した死の脅威の認知と対処についての予備的な研究が大学生と高齢者を対象にして行われ,自己直視性を個人差の一要因としてとらえることの重要性が確認された.この結果は教育心理学研究に発表を予定している.
壮年期,老年期を対象とする第三部門では,高齢者に対して人生で遭遇した対人葛藤を含む問題とその対処様式,問題の捉え方とその解決に至る考え方を面接調査した.この結果,老年期とは年齢を基準にして捉えるのではなく,一人一人の人生の価値観と個性を土台にして理解しなければならないことが明らかにされた.この部門の研究は日本発達心理学会での発表と,発達心理学研究への投稿が予定されている.
全体として3年計画ではじめた初年度としてはかなりの成果があがった.来年度中には3部門の研究結果を相互に関連させて一つのモデルを構築し,まとめとして成果を刊行する予定である.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小川徳子,高木和子: "子供の対象世界のとらええ方-身の回りの道具についての説明の仕方をもとに-" 立命館大学教育科学研究. 4. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 奥川美穂,高木和子: "課題遂行時における行動統制の発達" 立命館教育科学研究. 4. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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