研究課題/領域番号 |
05451028
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
小花和 昭介 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (00079378)
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研究分担者 |
吉川 左紀子 追手門学院大学, 人間学部, 助教授 (40158407)
落合 正行 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (10098098)
井上 知子 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (00079401)
藤本 忠明 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (10079387)
田中 國夫 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (40098322)
加藤 徹 追手門学院大学, 文学部, 助教授 (80079409)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 老年期 / 時間評価 / 感情表出行動 / 居住環境 / 交通行動 / 犯罪 / 介護 / 人生適応 / 移行 / 社人認知 / 感情表出 / 思いやり行動 / 生活意識 / 認識能力 / 顔の記憶 / 自伝的記憶 / 交通事故 / 自伝的資料 / 役割受容 / 対処行動 / 老人 |
研究概要 |
3年間の研究のまとめとして、「老いることの意味に関する心理学的研究」という冊子を刊行した。「老年期における時間評価の特徴に関する研究」の研究では、高齢者と大学生の人生の発達時期の長さやその心理的評価、また時間語の長さの評価の比較から、人生の発達時期の評価では物理的に評価が必ずしもなされないこと、高齢者は幼いころの時期が過大視されること、また人生の時期の評価では大学生は現在を唯一重要な時期とするが、老年期では人生の各時期を多様に評価するといった違いが見られた。「中年期から老年期への移行」の研究では、中年期には危機が数多くあるが、それまでの経験によってうまく乗り越えるていること、一般に中年期は安定していることなどが主張された。また、「老年期の人生適応について」の研究では、老年期の適応的姿として自分の人生の肯定的評価、を持ち、規則的で目的を持ち、活動的でしかも無理をしないといったことが示された。「高齢者の感情表出行動の特徴」の研究では、喜び、怒り、困惑、軽べつ、失望、恐れ、悲しみ、驚き、という感情を種々の状況を設定してどのように表出するかを大学生から高齢者までの各年齢段階で比較してみたところ感情の種類による表出の違いより状況による違いが大きく、感情表示規則のが重要であること、また、この表示規則が世代や性別で異なることが示された。「老いを生きることの意味について」の研究では、生育誌的アプローチにより老いの肯定的側面がとりだされた。「介護の抵抗に関する心理学的研究」では、介護をする側とされる側の介護場面や介護の種類により抵抗度に違いのあることが示された。その他、「高齢者と居住環境に関する一考察」、「老年期と犯罪問題に関する一考察」、「高齢者の交通事故」といったテーマで研究された。
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